ヘルナンデスが「尊敬している」 “管轄外”のコーチが差し伸べた手…「絶対に寂しいやん」

  • 記者:飯田航平
    2026.04.16
  • 1軍
15日の楽天戦でマウンドに上がるヘルナンデス【写真:栗木一考】
15日の楽天戦でマウンドに上がるヘルナンデス【写真:栗木一考】

復調の兆しの裏にあった何気ないやりとり

 苦しんでいた左腕の心を溶かしたのは、管轄を超えた首脳陣の「ささやかな優しさ」だった。15日、本拠地みずほPayPayドームで行われた楽天戦。7回2死二塁から登板したダーウィンゾン・ヘルナンデス投手は、小深田を二飛に打ち取りピンチを凌ぐと、8回2死までをピシャリと抑える好投を見せた。

「自分自身でもすごくコンディションがいいと思っています。今はその良いコンディションと投球の結果が結びつくように、努力している最中です」

 今季はこの日までにチームトップタイの7試合に登板している左腕。防御率2.70はまだまだ本来の姿ではないだろう。時折、マウンド上でフラストレーションを露わにする場面も見られる一方で、12日の日本ハム戦(エスコン)では158キロを計測。徐々に剛腕が調子を取り戻しているところだ。

 復調の兆しを見せた登板の前日、11日の試合前のことだ。ヘルナンデスに寄り添い、熱心に言葉をかける1人のコーチの姿があった。背番号63が交わした“言葉のキャッチボール”。そこには、技術指導だけでは埋められない「心の機微」を読み取ろうとする、ベテランコーチの深い眼差しがあった。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

投手担当ではないコーチが、あえて助っ人に寄り添う「理由」
荒ぶる左腕の心を一瞬で静める、ベテランコーチが放つ「魔法の言葉」
遠征先の朝食会場でも…助っ人が「大好き」と語る意外な関係性
降板したヘルナンデスに向かって合図を送る大西コーチ【写真:栗木一考】
降板したヘルナンデスに向かって合図を送る大西コーチ【写真:栗木一考】

孤独を和らげる「ヘイ!」の挨拶

ヘルナンデスに拍手を送る大西コーチ【写真:栗木一考】
ヘルナンデスに拍手を送る大西コーチ【写真:栗木一考】

(飯田航平 / Kohei Iida)