「中継ぎで使わないでくれ」 城島CBOの“異例の要望”…アルメンタを先発に限定させた裏側

  • 記者:竹村岳
    2026.04.07
  • 1軍
アレクサンダー・アルメンタと城島健司CBO【写真:栗木一考、森大樹】
アレクサンダー・アルメンタと城島健司CBO【写真:栗木一考、森大樹】

アルメンタをリリーフで「使わないでくれ」

 チーム事情に左右されることなく、ホークスが強くあり続けるための未来を見据えている。育成のトッププロスペクト左腕、アレクサンダー・アルメンタ投手の起用法は球団主導で先発に限定されている。その舞台裏について、城島健司CBOを直撃した。本気で見据える“10年後”。「ちょっと違うんじゃないか」と語った、その真意とは――。

 メキシコ出身で、今年6月には22歳を迎えるアルメンタ。2022年からホークスの一員となり、着々と力をつけてきた。昨シーズンはウエスタン・リーグで13試合に登板して3勝3敗、防御率3.47。150キロを超える直球を武器に、46回2/3を投げて54三振を奪うなど、高いポテンシャルを遺憾なく発揮している。開幕を迎えた時点で支配下選手は63人。育成選手が残り「7枠」を争う中で、球団が期待する“超有望株”であることは間違いない。

 小久保裕紀監督が、類まれなき能力を秘める左腕に言及したのは3月22日だった。「アルメンタは基本的には先発です。球団から中(継ぎ)では使わないでくれと。先発でしっかり育てるということです。(城島)CBOからも連絡がきているので」。唸りをあげる豪速球を見れば、1軍の勝ちパターンに組み込みたいと思うのは当然のこと。現場とフロントの間で、どんな議論が交わされたのか。城島CBOが明かしたのは長期的な目、そして“別プラン”が存在したという事実だった。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

アルメンタ「先発限定」の真意。目先の1勝より優先した“未来の柱”
現場とフロントが議論したA案B案。「調整役」としてのCBOの矜持
目の前の一戦に「没頭する監督」と「10年後を描くフロント」の理想的な分業

「夏以降に先発する機会があるなら調整させた方がいい」

コーディネーター制も使いながら…球団が起用法まで決定

(竹村岳 / Gaku Takemura)