“ストレス”で体重5キロ減…石塚綜一郎の悲壮な決意 簡単に受け取れない斉藤和巳監督の「愛情」

  • 記者:竹村岳
    2026.03.27
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斉藤和巳2軍監督と言葉を交わす石塚綜一郎【写真:竹村岳】
斉藤和巳2軍監督と言葉を交わす石塚綜一郎【写真:竹村岳】

20日の阪神2軍戦で描いた今春初アーチ

「石ちゃん、たまには休みや」。タマスタ筑後の室内練習場。打ち終わった球を拾っていると、斉藤和巳2軍監督から声をかけられた。無情で厳しいはずのプロの世界。指揮官の“優しさ”がまた、胸に沁みた。「正直、怖さもありますからね」。少しやつれた表情の石塚綜一郎捕手は、淡々とした口調でそう語る。

 待望の一発が飛び出したのは今月20日、ファーム・リーグの阪神戦(タマスタ筑後)だった。3回1死二、三塁で左腕・富田の直球を完璧に捉え、左中間ネットを揺らした。2月の春季キャンプはB組で過ごし、結果を求めた1か月間。「この1本だけじゃ、何もわからないですけどね」と冷静に語ったものの、探し続けていた久々の感触だったことは間違いない。

「打った瞬間も上手く捉えたなって感じだったんですけど、入ったとまでは思いませんでした。セカンドまで全力疾走していました」。芯で捉えた白球はみるみると小さくなっていったが、足を緩めたのは二塁を回ってからだった。斉藤監督が「休め」というのも、石塚が“頑張り屋”であることを知っているから。胸に刻んでいる泥臭い“魂”の記憶。5キロも痩せた身体が、24歳の心境を如実に表していた。

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阪神戦で3ランを放った石塚綜一郎【写真:竹村岳】
阪神戦で3ランを放った石塚綜一郎【写真:竹村岳】

拭うことができなかったズレ…“ストレス”の影響で体重減

(竹村岳 / Gaku Takemura)