24歳で悟った“限界”、鈴木貴大の男泣き 諦めかけたプロ入りの夢「僕はいらないかもな」

  • 記者:竹村岳
    2026.03.20
  • 1軍

育成5位ルーキー・鈴木貴大が振り返る春季キャンプ

 将来のチームを背負う育成選手に焦点を当てた新コーナー「未来の推し鷹」。今回は育成5位の鈴木貴大外野手が登場です。24歳でプロ入りを果たしたオールドルーキー。「もういらないかもな」。1度は夢を諦めかけ、思わず“男泣き”した瞬間――。そして恩返しを誓う“2人の監督”とのエピソードを、赤裸々に語ってくれました。

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 諦めかけていたからこそ、名前を呼ばれて男泣きした。ドラフトの瞬間。「僕は当落線上の選手だったので」。今季からホークスの一員となったルーキー、鈴木貴は人生が変わった瞬間を興奮した表情で振り返る。24歳でこじ開けたプロの扉。春季キャンプから見守っている斉藤和巳2軍監督が絶賛したのは「ある能力」だった。

 2月の春季キャンプは発見の連続だった。育成から這い上がった先輩たちの名前を挙げ「(同学年の)石塚(綜一郎)や緒方(理貢)さん、川村(友斗)さんみたいに、支配下になった人を間近で見られたので。プロのレベルにも触れて、刺激が多かったですね」。B組の練習試合では左中間にアーチを放つなど、1か月間で確かな存在感を示した。グラウンドで声を張り上げる鈴木貴の姿には、多くのファンが心を動かされたはずだ。

 藤沢清流高、富士大、クラブチーム「CLUB REBASE」を経て、育成ドラフト5位指名を受けた。大学時代、公式戦出場はわずか2試合。高い身体能力を秘めながらも、チャンスを掴めずにいた。忘れもしない、昨年の10月23日。ほんの一瞬だけ、鈴木貴はプロ入りを諦めかけていた――。

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この先で分かる3つのこと

「もう無理かも…」プロ入りを諦めかけた“絶望の瞬間”
斉藤和巳監督が「最近はいない」と絶賛する“泥臭い姿勢”のルーツ
24歳で位置付けていた限界「失うものがない」と言える明確な理由

調査書が届いたのはホークスだけだった

個別練習に励んだ鈴木貴大と2軍の首脳陣【写真:竹村岳】
個別練習に励んだ鈴木貴大と2軍の首脳陣【写真:竹村岳】

斉藤和巳監督も「ここ最近の野球界にいないタイプ」

(竹村岳 / Gaku Takemura)