村上泰斗が何度も繰り返した“開き直り” 19歳が受け止めた現実…「なんでそんなに自分に甘えているんだ?」

  • 記者:飯田航平
    2026.03.19
  • 1軍
村上泰斗【写真:竹村岳】
村上泰斗【写真:竹村岳】

こぼした本音…「なんでやろう?」

 少し大人びた表情と、吹っ切れたような明るさ。1か月半前とは全く違う姿に思わず目を見張った。2024年のドラフト1位・村上泰斗投手はどのような心境で2年目の春を迎えているのか。取材中、19歳が何度も繰り返したのは「開き直るしかないです」という、決意に満ちた言葉だった。

 2月1日のキャンプイン。筑後のC組練習に現れた村上の背中は、心なしか丸まって見えた。下を向いて歩く姿に、声をかけることすらためらった。

 1月には大津亮介投手や木村光投手らとともに、オリックス・山岡泰輔投手の自主トレに“入門”した。高いレベルを肌で感じ、心身ともに充実した状態で春を迎えるはずだった。しかし、下されたのは“C組スタート”という評価。2年目の同期たちが宮崎キャンプへ向かう中、村上は筑後で練習を続けることになった。

「キャンプの最初の方はやっぱり悔しかったです。宮崎に行くことを目標にしていたので」。突きつけられたのは“シビアな立ち位置”だった。しかし、あの日に暗い表情を見せていた村上は今、「逆に今は楽しいです」と笑みを見せる。19歳はどのようにして前を向いたのか。

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(飯田航平 / Kohei Iida)