“限界”の正木智也が放った執念の3ラン 「知ってました」…長谷川勇也コーチが語った“共感と叱咤”

  • 記者:竹村岳
    2026.03.19
  • 1軍
正木智也と長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチ【写真:栗木一考、竹村岳】
正木智也と長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチ【写真:栗木一考、竹村岳】

17日の中日戦で1号3ラン「長谷川コーチのアドバイス」

 豪快な一発を放った男と同一人物とは思えないほどの姿だった。17日の試合後、正木智也外野手は右足を引きずりながら、みずほPayPayドームを後にした。一歩、また一歩踏み出すたびに激痛が走る。指揮官すら「極限」と語るような状態で、26歳は戦っていた。右足の蜂窩織炎(ほうかしきえん)で無念の離脱。誰もが心配する中、高い期待をかけるがゆえに“叱咤”の言葉を口にする首脳陣がいた――。

 17日に本拠地で行われた中日戦。「6番・右翼」でスタメン出場した正木は、無安打で迎えた7回一死一、三塁でライトスタンドに飛び込む逆転3ランを放った。待望のオープン戦初アーチ。「長谷川(勇也)コーチに『チャンスであっても1、2打席目の感覚を変えずに』というアドバイスをいただき、思い切ってスイングをすることができた結果です」と胸を撫で下ろした。

 だが、限界だった。一夜が明けた18日朝に病院を受診し、リハビリ組への移行が決まった。小久保裕紀監督も「極限まで頑張っていた」と認めるほど、全てをかけていたのは間違いない。最後まで開幕1軍入りを諦めず、痛むを押してまでグラウンドに立った正木の姿に、かつてボロボロの体で安打を量産した「不屈の天才」は、何を思ったのか――。“生き残り”をかけたサバイバルの裏側に迫った。

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この先で分かる3つのこと

「歩けない激痛」で逆転弾。正木を襲った蜂窩織炎
長谷川コーチの叱咤。逃げ場なき「死に物狂い」
小久保監督が唸った強さ。最上級の褒め言葉の真相

正木にとって「死に物狂いでやらないといけない試合だった」

長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチと正木智也【写真:栗木一考】
長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチと正木智也【写真:栗木一考】

小久保裕紀監督が言うから重みがある…正木への最上級の褒め言葉

(竹村岳 / Gaku Takemura)