稲川竜汰を絶賛「いいところだけが出た」 7失点の東浜巨にも言及…倉野コーチの下した評価

オープン戦で初登板した稲川竜汰【写真:竹村岳】
オープン戦で初登板した稲川竜汰【写真:竹村岳】

開幕ローテ候補のスチュワートは3回1失点

 ソフトバンクは1日、今春初のオープン戦となった西武戦(アイビースタジアム)に6-10で敗れた。先発の東浜巨投手は初回に6連打を許すなど4失点。その後も失点を重ね、3回9安打7失点と結果を残すことができなかった。2番手のカーター・スチュワート・ジュニア投手は3回を投げて1失点とまずまずの内容。9回に登板したドラフト2位ルーキーの稲川竜汰投手は1イニングをピシャリと抑えた。打者3人から2つの三振を奪う好投で、最速153キロを計測した。

 打撃面では2回に笹川吉康外野手が右中間へのソロを放つと、5回には秋広優人内野手が右翼方向に場外弾を叩き込んだ。ともに2安打を放ち、アピールに成功した。

 試合後、倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が取材に応じた。絶賛したのは結果を出した稲川。「いいところだけが出た」とべた褒めだった。7失点の東浜には、冷静な評価をくだした。コメント全文は以下の通り。

――稲川投手は見事な投球だった。彼の特徴はやはり「球の強さ」か?
「そうですね。きょうは(相手打者が)真っすぐとわかっていながら、真っすぐを捉えられていない場面もあった。やっぱり質がいいので。それは自主トレからキャンプを通して、ずっと思っていたことですね。あとはどれだけ変化球がついてくるか、コントロールがついてくるかというのが見たかったところだったので。きょうはカーブで三振を取ったのもよかったし、いいところだけがきょうは目立ったという感じですね」

――持っているものをしっかり出せるというのは、気持ちも強い。
「性格もなんか物怖じしないですしね。これから壁にもぶつかるでしょうけど。でも、すごく魅力を感じた投球でしたね」

――自己最速も更新した。
「ファームでしっかりと1つ1つ取り組んできたと思うので。まあ、僕としては予定通りというか、ルーキーはどうしても自主トレからスローペースでやってきていたので。最後にこういう場所で投げて、いい状態になるというのが一応プランではあったので。その期待に応えてくれてよかったなとは思っています」

――このまま1軍に帯同する?
「もう1軍に合流しているので。昨日から」

――スチュワート投手の投球は?
「今日はちょっと悪いところが出たかなと思いますけど。でも、3イニング目に修正できていたので、それはよかったなと思いますね」

――前に話していた「0か100かじゃない」という投球ができていた?
「そうですね、そこはしっかり」

――打球が右手に当たった影響は?
「大丈夫です。本人も恥ずかしがっていましたけど。あれはやっちゃいけないことをやってしまったので。ホークスでは(打球に手を伸ばすのは)ダメというのはピッチャー陣のルールとしてあるので」

――東浜投手は。

「まあちょっと単調になりすぎた部分があるので。まだでもこれからだと思っています」

――今はまだ結果がどうこうという時期ではない?
「いや、もう結果も求めていきますよ、それは。ただ結果だけがすべてではないというのはありますね」

――2月のキャンプを総括すると。
「まあ色々とありましたけど、A組に関しては順調に進んでいる方が多いかな。全員が全員ではないですけど。ちょっとB組で離脱者、ケガが多くなってしまったのは、こちらの反省点の1つではありますね」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)