周東佑京、栗原陵矢の“歓迎”に「救われた」 ド緊張の1日…ドラ5高橋隆慶、A組参加の舞台裏

A組の練習に参加した高橋隆慶【写真:森大樹】
A組の練習に参加した高橋隆慶【写真:森大樹】

ドラ5ルーキー・高橋が初めてA組の練習

 突然の報せだった――。「本当にびっくりした、というのが正直なところでした」。宮崎春季キャンプ第2クール初日となった6日、A組に参加したのはドラフト5位・高橋隆慶内野手。チームの新人では最速となるA組入りを果たした。

 連絡を受けたのは、休養日だった5日の夕方だった。「これからご飯に行こうかなと思っていたら、2軍マネジャーから電話がかかってきて。『明日からA組参加ね』と言われました」。

 多くの刺激を受けた1日。「いつでもA組に行く準備はできていたんですけど、戸惑いと少しの焦りみたいなものはありました」。朝は緊張の面持ちでホテルからバスに乗り込み球場へ――。そんなルーキーを救ったのは、先輩たちからの温かい“歓迎”だった。

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髙橋を救ったロッカーでの先輩からの「ある一言」とは
小久保監督がルーキーにかけた「見抜いていた一言」
髙橋が肌で感じた「勝つ集団」のピリッとした空気

「実は選手ロッカーへ最初に着いたんですけど。後から周東(佑京)さんとクリ(栗原陵矢)さんと、柳町(達)さん、谷川原(健太)さんが来て。すぐに『よろしくな』って4人で声をかけてくれたので。正直すごく救われました」

 ルーキーの緊張をほぐしたのは、A組の先輩たちの優しさだった。シートノックでも同じポジションの栗原が声をかけてくれ、「すごくやりやすい雰囲気を作ってくださった」と振り返る。その一方で、A組ならではの空気感も肌で感じて刺激を受けた。

「選手たちは明るくやっていますけど、ふとした瞬間に緊張感というか。ピリッとした空気っていうのは絶対に消えないので。1軍で勝つことや優勝を本当に知っている人たちの雰囲気なのかなというか。そういう部分は絶対にあるなとすごく感じました」

小久保監督から「あの時疲れとったやろ?」

 打撃練習では小久保裕紀監督が見つめる中、柵越えの当たりも放った。「でもミスショットも多かったので、まだまだ突き詰めてやっていかなきゃいけないなと感じました」と、自信のあるバッティングでの課題も感じた。指揮官から直接声をかけられる場面もあったという。

「一度、B組のバッティング練習を小久保監督が見に来てくださった時があって。今朝のアップの時に『あの時疲れとったやろ?』みたいな言葉をかけてくださって。やっぱり1軍監督との距離感もA組ならではというか。そういう意味でも『ずっとA組にいたいな』って思いは強くなりました」

 現時点では、第2クールのみの“参加”という形。この日は通常メニューに加え、特打や特守もしっかり消化した。「自分(の力)以上のものは出ないなって、割り切って1日を過ごせたのは良かったと思います。『合流』と言ってもらえるように、どんどんアピールしていきたいです」。午後5時半頃、疲れの中にも充実感をにじませた表情で球場を後にした――。

(森大樹 / Daiki Mori)