ホークスの控え野手が生んだ「貯金26」 川瀬晃の際立つ数値…選手層をデータで“可視化”

(左から)嶺井博希、川瀬晃、谷川原健太【写真:加治屋友輝、竹村岳】
(左から)嶺井博希、川瀬晃、谷川原健太【写真:加治屋友輝、竹村岳】

昨季は開幕スタメン全員が登録抹消を経験するも…

 ホークスの強さの要因として、よく語られるのが「選手層の厚さ」である。開幕スタメンに名を連ねた全員が登録抹消を経験し、シーズンを“完走”した選手がいないという異例の1年間だったが、控え野手が奮闘。レギュラー不在の穴を埋める重要な働きを見せ、チームの日本一に貢献した。また水谷瞬外野手(現日本ハム)や大竹耕太郎投手(現阪神)をはじめ、ホークスでは花が咲かなかった選手が他球団で戦力化するケースも多く、これもホークスの選手層や控え選手のレベルの高さを物語っていると言える。

 実際にホークスの選手層は他球団に比べて、どれほど厚いのだろうか。今回は特に昨季目立った野手の層の厚さを、「なんとなく」ではなくデータによって可視化してみたい。

 まず、昨季の控え野手が実際にどれほどチームに貢献していたのだろうか。ここでは選手の総合的な貢献度を表すWAR(Wins Above Replacement)で見ていきたい。WARは、その選手の働きでどれだけチームの勝利を増やしたかを表している。目安としては控えレベルなら0、リーグ平均レベルの野手がフルシーズン出場すると2.0程度となる。つまりプラスの値を記録していれば、控え野手としては十分すぎる活躍と考えてもらえればよい。

 以下の表1がホークスの昨季の主な控え野手のWARである。控え野手の定義は直近3シーズン連続で250打席以下の選手としている。

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この先で分かる3つのこと

直近6年で他球団を引き離した「驚愕の貯金数」とは
10球団がマイナスの中でホークスが「圧倒的な理由」
「控え」から外れた大ブレーク選手の「本当の貢献度」

直近6シーズンで作った貯金はなんと「26」

DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する「1.02 Essence of Baseball」の運営、メールマガジン「1.02 Weekly Report」などを通じ野球界への提言を行っている。(https://1point02.jp/)も運営する。