転機は祖父の訃報…一瞬の出来事に「涙も出なかった」 有望株・藤原大翔が叶えたい約束

  • 記者:竹村岳
    2026.01.30
  • 1軍
藤原大翔【写真:竹村岳】
藤原大翔【写真:竹村岳】

小久保監督も絶賛する逸材…昨年2月はA組に参加

「プロになれ」。口癖のように言われていた言葉は、今も鮮明に覚えている。野球人生の原点にあるのは、今は亡き家族との固い約束だ。「叶えたいなと思うようになりました」。決心したような真っすぐな表情で思いを語ったのは、育成の藤原大翔投手だ。

 福岡・行橋市出身。飯塚高から本格的に投手としてのキャリアを積み始め、2023年育成ドラフト6位指名を受けてプロ入りした。最速は155キロでスライダー、カーブ、チェンジアップを操る。昨年2月の春季キャンプではB組から始まるも、途中からA組に呼ばれ実戦登板を果たした。小久保裕紀監督が「元々A組スタートでもいいかなという話をしていた」というほど、首脳陣からの期待も高い。

 中学時代、投手としての経験は「バッティングピッチャーをやっていたくらい」だった。「上のレベルでやりたいとか、そういうのも全然なかったです。高校も『行けたらいいや』、みたいな。やる気はなかったかもしれませんね」。当時、上の舞台に対する意識は希薄だった。そんな右腕を変えた明確な出来事は、家族との“別れ”だった。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

祖父の突然の別れに「涙も出なかった」衝撃の理由
地元強豪校への進学を決断させた父の「熱い一言」
ドラフト直前、藤原を襲った予期せぬ「アクシデント」の中身

プロになる…明確な目標が生まれた瞬間

転機となった父の言葉「もっと強いところにいけ」

(竹村岳 / Gaku Takemura)