“しんどい”は「もう無しにします」 井上朋也が捨てた迷い…目の色を変えた“2人の言葉”

  • 記者:飯田航平
    2026.01.14
  • 1軍
井上朋也【写真:飯田航平】
井上朋也【写真:飯田航平】

言霊に込めた思い――。

 無心で振り込む姿に“執念”が漂っていた。日が傾きはじめても、バットを置く気配はない。「練習が長いタイプなので。納得がいくまで終わりたくない派なんですよ」――。6年目を迎える井上朋也内野手の2026年は、自らをとことん追い込むことから始まっていた。

「やりたかったらいくらでもやっていいよ」。自主トレを共にする仲田慶介内野手(西武)は、そんな井上を止めることなく、同じ量の練習をこなしているという。尊敬する先輩の言葉を背に、ただひたすらに汗を流していた。

 明らかに何かを変えようとする、飢えた眼光。「ギータ(柳田悠岐)さんとか近藤(健介)さんなら“調整”でいいと思うんですけど、僕はそうじゃない。技術を上げていかないといけないので」。かつてドラフト1位で入団した際、井上は思い描いていた。「5、6年目でレギュラーを掴む」――。だが現実は甘くなかった。

 怪我に泣き、分厚い選手層に阻まれる日々。昨季も1軍ではわずか8試合の出場に留まった。そんな井上の目の色を変えたのは、支えてくれた2人の存在からの言葉だった。

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この先で分かる3つのこと

井上朋也が目指す「恐怖の打者」の具体的なイメージ
指揮官の構想を井上が「裏切る」ために決めたこと
2軍で打率.276を残しながら抱いた「打撃の迷い」

目先の結果を求めすぎ…小さくなっていた打撃

井上朋也【写真:飯田航平】
井上朋也【写真:飯田航平】

指揮官の構想を“裏切る”ために

(飯田航平 / Kohei Iida)