澤柳亮太郎が“自暴自棄”から這い上がれた理由 恐怖と戦う友を見て「失礼だった」

  • 記者:飯田航平
    2025.12.08
  • 1軍
澤柳亮太郎【写真:飯田航平】
澤柳亮太郎【写真:飯田航平】

間近で見た同い年の壮絶な覚悟

 ぶつけようのないもどかしさは、ある男の姿を見て“恥ずかしさ”に変わり、前だけを見つめるきっかけとなった。澤柳亮太郎投手が3日、ジャパンウィンターリーグ(JWL)で実戦復帰を果たし、1回無失点の好投を披露した。実に1年4か月ものリハビリ期間を経て、マウンドに戻ってきた右腕。その表情は長いトンネルを抜け出した安堵感に満ちていた。

 2023年のドラフト5位で入団し、ルーキーイヤーの2024年には1軍のマウンドも経験した。しかし、同年9月4日にトミー・ジョン手術を受け、今シーズンは育成選手として再出発することになった。途方もないリハビリの日々で、右腕を襲った「さらなる試練」。手術の影響とみられる神経症状に見舞われた。“指の感覚が消える”という、投手として恐ろしい事態に直面した。

「本当に感覚が消えちゃって、もうボールも握れないような……。4か月くらい投げられなかった時期があったんです」。投げたくても投げられない。いつ戻るかもわからない感覚。そんな右腕に光を与えたのが、生海外野手だった――。

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この先で分かる3つのこと

・生海が壮絶な状況で口にした「澤柳を救った言葉」
・生海が戦う、脳への影響と「恐怖の症状」への具体的な工夫
・連番が「空き番」で残ったことに明かした「澤柳投手の素直な感情」

間近で見た同学年の姿…「なんか失礼だなって」

37と38の連番「こんなペーペーの自分の番号を」

(飯田航平 / Kohei Iida)