――柳町選手は2度目の交渉でサイン。
「大変活躍してくれて、高く評価をしているという話は前回からしていました。あとは、本人も今年は頑張ったということで、どれくらいの金額でお互いが納得するかという話し合いでした」
――大幅アップは球団の期待によく応えてくれたという評価の表れ?
「そうですね。まさに彼のような選手がいたからこそ、主力が怪我をしても優勝までたどり着けたと思っています。周東(佑京)選手とかもそうですが、この世代のリーダーの1人として今後も頑張ってもらいたいと思います」
――2軍にいる選手の励みとなる存在。
「まさに今年は柳町選手や野村勇選手、若手と言うには少し上ですが、20代後半の世代がしっかり引っ張ってくれて優勝できました。日本一になれたこと自体も素晴らしいですし、来年以降にもつながると思います。若い選手にとっても、『筑後で頑張っていれば、必ず日本一のメンバーになれるんだ』とイメージできるような活躍だったのではないでしょうか」
――山川選手は今季の働きぶりについて不本意と話していたが、球団としての評価は?
「記録を見ると前半は結構打っていて、後半は苦しんで。なかなか難しい期間が続いたんですけど、最後は日本シリーズで打ってくれました。本人は悩んでいた時期が長かったので、満足がいかないという話でしたけど、この投高打低の中で20本以上ホームランを打って短期決戦でもインパクトのある活躍をしてくれた。トータルで見ると、だいぶ貢献してくれたと思います」
「主力がほとんど怪我でいない中で、前半戦から1人(試合に)出続けた点。その中で結果を残して拾った試合もありますし。彼自身も言っていましたが、前後に近藤(健介)選手や柳田(悠岐)選手がいて、その間に自分がいるのと、(2人が)いないのとでは攻め方も全然変わってくるので。大変だった中で頑張ってくれたところは評価できると思っています」