「申し訳ないと思っていることがある」 有原航平、3年目の告白――ずっと語らずにいた仲間への想いとエースの責務

有原航平【写真:古川剛伊】
有原航平【写真:古川剛伊】

私たちの知らない「福岡ソフトバンクエース・有原航平」

 私たちは有原航平のことを知っているようで、よく知らない。

 この3年間、ソフトバンクで最も勝利を積み上げた投手。先発マウンドに69回上がり、もたらした白星は38個。それでも、彼の素顔を語れる人は多くない。

 ヒーローインタビューに立つと「しっかりと投げられて良かったです」などと感情に色をつけないコメントが目立つ。メディア出演も少なく、翌朝の新聞を読んでも談話は降板時の広報発表のものだったりする。

 なぜか。

「野球に集中したい。それが一番です。どれだけ野球がうまくなれるか、本当に勝ちたいという気持ちでこのチームに来たので」

 ファンの想いが届いていないわけじゃない。派手さを嫌い、結果で語る職人気質。だから、私たちの知らないソフトバンク3年間の物語がある。

 よもやの2軍生活から2年連続最多勝、そして日本一へ。「申し訳ない」と思っている相棒、「若い頃の自分よりすごい」と感じる後輩、「会えて良かった」と感謝している盟友――。

「鷹フル」のインタビューで初めて打ち明けた、そのすべて。

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この先で分かる3つのこと

・有原が「申し訳ない」と語る相棒捕手への真意
・有原が「すごい」と絶賛する若鷹の名前とは
・エース有原が「欲しい」と願う意外な投球術

最多勝を掴んだ飛躍の2年目、「すごく悔しかった」と語る出来事

開幕2試合でコンビ解消「あの時に勝てていたら、きっと…」

「会えて良かった」と語る戦友…「僕はあのピッチングが欲しい」

「成長と勝利」を求めて入団から3年、辿り着いた場所

(神原英彰 / Hideaki Kanbara)