清宮を狂わせた緻密な“仕掛け” ヘルナンデスの奪三振に凝縮されたクレバーさ

  • 記者:飯田航平
    2025.10.17
  • 1軍
ダーウィンゾン・ヘルナンデス【写真:加治屋友輝】
ダーウィンゾン・ヘルナンデス【写真:加治屋友輝】

第2戦の7回から登板し、無失点リリーフ

 打ちにくいフォームを、さらに際立たせるための緻密な計算があった。16日に行われた日本ハムとのクライマックスシリーズ第2戦(みずほPayPayドーム)。先発の有原航平投手の後を継ぎ、7回のマウンドに上がったのがダーウィンゾン・ヘルナンデス投手だった。0-0で迎えた緊迫した場面、最速156キロを誇る剛腕が、しびれる場面でチームの期待に応えた。

 先頭打者を打ち取った後、1死から万波にライト前へ運ばれた。しかし、ヘルナンデスはここからギアを上げた。続く代打・松本を左飛に打ち取ると、2死一塁で打席にはこの日2安打と当たっている清宮を迎えた。ここで見せた5球には左腕の工夫が凝縮されていた。最後はスライダーで空振り三振に斬って取り、雄叫びとともに無失点でベンチへと引き上げた。

 この場面でヘルナンデスは打席の清宮に対して、ある”仕掛け”を凝らしていた。一見すると些細な動きだが、そこには打者の感覚をわずかに狂わせるための計算があった。パワーだけではない、左腕のクレバーな一面が垣間見えた瞬間とは――。

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この先で分かる3つのこと

・ヘルナンデスが明かす、プレート上の「秘密の駆け引き」
・清宮選手を抑えた、”あの球”に隠された思考
・昨季の悔しさが生んだ、頂点への「強い執念」

細やかなプレート上の駆け引き

昨季の悔しさを胸に頂点へ「とにかく勝ちたい」

(飯田航平 / Kohei Iida)