野村勇を変えた努力…過去3年は「何もなかった」 必ず駆け込む部屋、毎日した“宣言”

  • 記者:竹村岳
    2025.10.16
  • 1軍
先制弾を放った野村勇【写真:加治屋友輝】
先制弾を放った野村勇【写真:加治屋友輝】

田中正義から先制ソロ「高めの真っすぐだけ」

 プロでの3年間、打撃面で積み上げてきたものは「何もなかった」。負けられない短期決戦で、かつての弱気な姿はもうどこにもない。自分のルーティンがぎゅっと詰まった弾丸ライナーだった。ついに開幕したクライマックスシリーズのファイナルステージ。野村勇内野手が、会心の一撃で貴重な1点をもたらした。

 15日、みずほPayPayドームで行われた日本ハムとの一戦をサヨナラ勝ちで制したホークス。リバン・モイネロ投手と相手先発・達の投手戦が進んでいく中、試合を動かしたのは野村の一振りだった。7回無死、田中正の152キロを捉えた打球は瞬く間に左中間テラスに着弾。「低めはなんとしても振らないように。そこがストライクだとしても『仕方ないかな』と思いながら、高めの真っすぐだけ狙っていきました」と感触を振り返った。

 小久保裕紀監督も「野村のホームランでいけるかと思ったんですけどね」と先制弾を評価した。レギュラーシーズンではキャリアハイの12本塁打を放ち、リーグ連覇に貢献。一方で122三振を喫したが、確実性という最大の課題にも逃げずに向き合ってきた。積み上げてきたルーティンを、野村本人の言葉から紐解いていく。試合前の練習を終えると、背番号99が足を運ぶのは「資料室」と呼ばれる場所だ。

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この先で分かる3つのこと

・試合前に必ず訪れる「資料室」での驚きの行動とは
・メンタルコーチと見つけた「打てない」を克服した秘訣
・アナリストが明かす、先制弾の「驚異の打球角度」

試合前に必ず向かう「資料室」、アナリストに宣言するのは

伴元裕メンタルパフォーマンスコーチとハイタッチする野村勇【写真:加治屋友輝】
伴元裕メンタルパフォーマンスコーチとハイタッチする野村勇【写真:加治屋友輝】

打球角度は21度…アナリストも驚愕の弾丸ライナー

(竹村岳 / Gaku Takemura)