突然訪れた恩師との別れ 藤田悠太郎が突き返されたノート…「完璧じゃなきゃダメ」

  • 記者:飯田航平
    2025.10.15
  • 1軍
藤田悠太郎【写真:小池義弘】
藤田悠太郎【写真:小池義弘】

1人で立ち向かう課題

 悲しみをこらえ、胸を張って握手を交わした。リーグ優勝決定後の9月30日、高卒2年目の藤田悠太郎捕手が1軍に初昇格した。その日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)では、1点リードされた9回の守備からマスクをかぶると、臆することなく津森宥紀投手をリード。打者3人をピシャリと抑え、上々のデビューを飾った。

 その姿を誰よりも温かい眼差しで見つめていたのが、プロのイロハを叩き込んできた的山哲也4軍バッテリーコーチだった。「あの点差で出させてもらえるとは思わなかった。いい経験をさせてもらっていますし、本当に嬉しいです」。まるで自分のことのように喜びを噛み締めていた。

 しかし、わずか1週間後の10月7日、球団は的山コーチに来季の契約を結ばないことを通達。藤田にとって、あまりにも突然すぎる別れだった。最後に交わした言葉に的山コーチが残していった「宿題」、そしてノート――。入団1年目から、厳しくも暖かい指導を受けてきた20歳が、師への思いを明かした。

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この先で分かる3つのこと

・山本コーチが残した最後の宿題
・藤田選手が明かす師の教え
・「完璧じゃなきゃダメ」の真意

優しかった別れ際の言葉

何回も書き直したノート…「完璧じゃなきゃダメ」

(飯田航平 / Kohei Iida)