川村のプレーに「1点以上の価値」 1軍合流予定の正木は「どんどん…」 斉藤監督コメント

斉藤和巳3軍監督【写真:森大樹】
斉藤和巳3軍監督【写真:森大樹】

14日から1軍へ合流予定の4選手へかけた言葉は?

 ソフトバンクの2軍は13日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の斗山戦(韓国)に5-2で勝利した。打線は2点を追う初回に正木智也外野手が左翼線を破る2点適時打で追いつくと、3回2死満塁の場面では廣瀬隆太内野手が走者一掃の3点三塁打を放ち、勝ち越した。

 先発の岩崎峻典投手は5回2失点。その後は村田賢一投手、岩井俊介投手、尾形崇斗投手が無失点リレーで試合を締めた。指揮を執る斉藤和巳3軍監督のコメントは以下の通り。

――14 日から1軍に合流予定の正木選手、川村友斗選手、笹川吉康選手、庄子雄大選手には最後に声をかけた?
「いや特に。『頑張ってこい』しか言っていないよ」

――スタメンで出続けてアピールした川村選手は、きょうも3回無死二塁で右飛を放ち、走者を三塁に進めたプレーがあった。斉藤監督も拍手していたが。
「意識して打っている感じやったもんね。ポストシーズンで呼ばれてるわけやからね。登録されるかはわからないけど、試合に出てそういう場面が来たら、短期決戦の1点は、状況によっては1点以上の価値があるから。そういうことができるのは、彼らにとっては大きな仕事になることもある。そういう意識で本人たちも試合に臨んでいたというところだね」

――正木選手は4月以来の1軍合流となる。筑後でのリハビリ中も見ていた選手だと思うが。
「今年の出だしで怪我してしまったからね。そこで精神的にも多分、1回折れかかったと思うけど、地道なリハビリと、最後は間に合うように。途中から多分、彼の中では気持ちがどんどん高ぶっていっただろうから。このフェニックスと3、4軍戦も見たけど、どんどんバッティングの状態が上がっていたからね。まだ完璧な状態ではないところもあるけど、打つ方は全く問題ないので。何かチャンスが来たらいいなというところだね。バッティングの状態は良いね」

――監督としてフェニックス・リーグを率いて1週間。チームの雰囲気をどう見ている?
「俺はわからへんからね、前の感じが。ただ、俺らも別に何も変えずにやってるだけやから。それで選手がいい風に感じてくれているなら、それが一番正解です」

(森大樹 / Daiki Mori)