藤井皓哉に「謝りたい」 山川のサヨナラ弾から3年…“因縁”に「決着つけてくれ」

  • 記者:竹村岳
    2025.10.07
  • 1軍
リーグ優勝を決めた藤井皓哉【写真:小池義弘】
リーグ優勝を決めた藤井皓哉【写真:小池義弘】

2022年10月1日…山川穂高にサヨナラ被弾

 1日たりとも、あの悲劇を忘れたことはない。“因縁”に決着をつけるため、覚悟を胸にマウンドへ上がった。マジック1で迎えたベルーナドームでの一戦。「祐介さん、一緒にやりましょうね」。藤井皓哉投手の優しさが、1人の“裏方さん”を救っていた。

 9月27日の西武戦で、ホークスはパ・リーグ連覇を成し遂げた。3点リードの8回、藤井がマウンドへ。2三振を含む3者凡退でバトンをつなぎ、チームに貢献した。「マジック1でベルーナって、僕しかないでしょう」。3年前、2022年10月1日に味わった思いは絶対に忘れない。勝てば2年ぶりのリーグ優勝が決まる状況で、山川穂高内野手にサヨナラ2ランを被弾。バッテリーを組んでいた海野隆司捕手とともに、人目もはばからずに涙を流した。

 2025年はリリーフ陣を支える大黒柱の1人として、連覇という偉業に貢献した。当時とは状況が違うだけに単純な比較はできないが、藤井にとって“雪辱”を晴らす登板になったのは間違いない。そんな右腕に「謝りたい」と話していたのは、伊藤祐介打撃投手だ。3年前の“あの日”、声をかけなければ――。今も胸に深く刻まれている出来事を、静かに語り出した。

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この先で分かる3つのこと

・伊藤打撃投手が抱え続けた「後悔」の正体
・藤井投手が明かした、裏方さんへの「本音」
・3年越しの因縁が「決着」した舞台裏

“無関係”なサヨナラ弾に「落ち込みました」

9月27日、1回無失点に抑える藤井皓哉【写真:小池義弘】
9月27日、1回無失点に抑える藤井皓哉【写真:小池義弘】

“あの日”と同じ状況「このタイミングめちゃくちゃいいやん」

(竹村岳 / Gaku Takemura)