経営会議でぶちまけたGMの「半分強がり」 勝利と育成…大苦戦の前半戦の裏にあった球団のプラン

  • 記者:福谷佑介
    2025.10.02
  • 1軍
独占インタビューに応じた三笠杉彦GM【写真:小池義弘】
独占インタビューに応じた三笠杉彦GM【写真:小池義弘】

GMが訴えた「日本ハムの若手、中堅と力は全く変わらないと思っている」

 鷹フルがお送りする三笠杉彦GMの独占インタビュー。第4回は想像していなかった苦戦を強いられていた時期に行われた経営会議での出来事について。そこでGMが語った“強がり”とは――。(取材・構成=長濱幸治、福谷佑介)

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「半分強がりでしたけどね」

 編成責任者である三笠GMは、苦笑いを浮かべながら“あの時”を振り返る。

 シーズン序盤、ソフトバンクは思わぬ苦戦を強いられていた。開幕から7試合で1勝6敗。4月半ばから2度の5連敗を喫し、5月1日の日本ハム戦を終えた段階で借金7を抱え、パ・リーグの最下位に沈んでいた。

 チームが低迷するどん底の状況で、ある日、三笠GMは球団の経営会議に臨んでいた。他の経営陣の前で、こう訴えたという。

「ホークスは若手も実力があって、しっかり活躍してくれるチーム。日本ハムの若手、中堅と力は全く変わらないと思っている。ただ、何年も前から若手を起用している日ハムさんで500打席立ってる人と、実力は同じだけど1軍で50打席しか立っていないうちの選手と、その差が今はちょっと出ているので。じっくりと見ていてもらいたい」

 柳田悠岐外野手をはじめ、主力の離脱が止まらなかった。フロントとしても、ここまでのつまずきは想定外だった。「半分強がりでした」という言葉が示す通り、三笠GM自身も復調への確信を持てずにいた。だが、この絶望的な状況こそが常勝軍団の新たな扉を開く“想定外のスイッチ”を押すことになる。

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この先で分かる3つのこと

・昨季の戦い方とは全く違う GMが明かす今季のチーム戦略
・主力離脱の危機を、優勝の好機へと変えた若手台頭の舞台裏
・GMが最大級の賛辞を送る、小久保監督の知られざる手腕

「今年は勝つし、長い期間にわたって強いチームを作るために若手をしっかり使って」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)