中村晃「そこが代打の難しさ」 昨季との明確な差…2年目で掴み始めた一振りの“真髄”

代打で決勝適時打を放った中村晃【写真:古川剛伊】
代打で決勝適時打を放った中村晃【写真:古川剛伊】

小久保監督も絶賛「あそこしかない」

 悩み、もがきながらも積み重ねた経験は確実に結果へとつながっている。「代打の難しさはありますね」。ヒーローとなった中村晃外野手は真剣な表情で汗を拭った。

 20日の西武戦(みずほPayPayドーム)、先発の上沢直之投手が同点の7回に1死満塁を迎えたが、2者連続三振を奪い、雄叫びを上げた。絶体絶命のピンチをしのいだ直後の攻撃、安打と犠打で1死二塁と好機を作ると、小久保裕紀監督は「代打・中村」を告げた。

 右腕・山田との対戦。3球目のフォークを右中間に運び、これが決勝打となった。「ストライクゾーンに来た球をしっかりと打てました。上沢のピッチングを見ながら僕も準備していましたし、ああいう場面を抑えたらチャンスがくるんじゃないかなと予想していました」。静かに喜びを噛み締めたベテランに対し、小久保監督も「あそこしかないというところで打ってくれた。去年の経験が生きています」と目を細めた。

【代打のアキラ様】中村晃「神がかった勝負強さ!起用に応える勝ち越しタイムリー2塁打に鷹ベンチ絶頂!」【動画:パーソル パ・リーグTV】

 代打としての役割を期待されて、2年目の今季。どのように“去年の経験”を消化しているのか。そこには明確な差と、中村自身の成長が見えた。

昨年と比較して「今年の方がある」という要素とは?

タイムリーを放つ中村晃【写真:古川剛伊】
タイムリーを放つ中村晃【写真:古川剛伊】

調整方法にも変化「球筋を見ておく」

(竹村岳 / Gaku Takemura)