首を振らない“無言の教育” 15歳差のバッテリー…藤田悠太郎が東浜巨の“気遣い”に感じた課題

  • 記者:飯田航平
    2025.07.31
  • 1軍
バッテリーを組んだ藤田悠太郎(左)と東浜巨【写真:長濱幸治】
バッテリーを組んだ藤田悠太郎(左)と東浜巨【写真:長濱幸治】

8-3で勝利も…色濃くにじんだ悔しさ

 チームが勝利を収めても、帰路に着く表情に笑みはなかった。30日にみずほPayPayドームで行われたウエスタン・くふうハヤテ戦。「9番・捕手」で先発出場した高卒2年目の藤田悠太郎捕手は、ファームで調整を続ける東浜巨投手とバッテリーを組み、大きな糧を得た。

 最後までマスクを被り、4人の投手をリードして勝利に貢献した。「楽しみながらプレーできました」と口にしながらも、20歳の表情には悔しさが色濃くにじんだ。「すごくいい球を投げられていたので、もっと自分がどうにかできたのかなと思っています」。自身のリードへの反省の言葉が続いた。

 立ち上がりから印象的だったのは、東浜が藤田悠のサインにほとんど首を振らなかったことだ。その裏には、言葉にならないベテランの配慮が隠されていた。扇の要としてマスクを被った藤田悠が、その“気遣い”の中で掴んだものとは一体何だったのだろうか。

手応えの裏にあった“準備の甘さ”

マウンドから伝わってきた「無言の教育」

(飯田航平 / Kohei Iida)