訃報の3日前「みやちゃんなら大丈夫」 大号泣の別れ…宮崎颯を支配下へ導いた天国からの叱咤

  • 記者:飯田航平
    2025.07.25
  • 1軍
宮崎颯【写真:竹村岳】
宮崎颯【写真:竹村岳】

3年目で掴んだ支配下登録

 亡き恩師の言葉が、ひたむきな左腕をここまで成長させた。宮崎颯投手が支配下登録されることが25日、わかった。東農大から2022年育成ドラフト8位で指名された左腕は、入団直後に左肘のトミー・ジョン手術を受けるという大きな試練に直面した。長いリハビリ期間を経て、今季は2軍で20試合に登板し、防御率1.11の成績をマーク。力強いストレートを武器に、打者をねじ伏せる気迫の込もった投球が持ち味の25歳が、プロ3年目でついにチャンスを掴んだ。

 成長の背景には、高校時代の恩師である故・若生正廣氏の存在がある。東北高でダルビッシュ有投手(現・パドレス)を育てた名将としても知られる若生氏。宮崎は埼玉栄高で3年間、指導を受けた。「若生さんと出会って、人間力、そして野球人としての基礎を育ててもらったと思います」と、感謝を口にする。

 その絆は、3年間の高校野球生活だけで終わるものではなかった。2021年に若生氏がこの世を去ってからも、宮崎と恩師との間には温かい“対話”が続いているという。

「お前ならプロに行ける」残した最後の言葉

4月にも言われた“高校時代からの檄”

(飯田航平 / Kohei Iida)