「他人の人生を変えるのは簡単」 又吉克樹の本音…若手の失策、疑問を抱いた翌日の行動

  • 記者:竹村岳
    2025.07.20
  • 1軍
広島戦に先発した又吉克樹【写真:竹村岳】
広島戦に先発した又吉克樹【写真:竹村岳】

松山2軍監督がマウンドに行き「しっかり守れ」

 11月に35歳を迎える右腕にとっても、考えさせられる登板だった。「寂しいっていうのはありましたね」。そう語ったのは又吉克樹投手だ。プロ野球選手の一人として、抱いた率直な感情だった。

 前回登板となった12日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)。初回にイヒネ・イツア内野手と石見颯真内野手の失策が絡み、2点を失った。なお1死満塁でベンチを飛び出し、直接マウンドへ向かったのが松山秀明2軍監督だ。「しっかり守れ」。伝えた言葉は短かったが、指揮官自らが引き締め直さなければならないような状況だった。結果的にチームは1-9で大敗。試合後にはプレーが「軽すぎる」と、若鷹たちを突き放すように言い切った。

 マウンドでは松山監督から「又吉は悪くない」と言われたという右腕。4年契約の最終年を迎えている今シーズン、先発に本格転向し、週に1度の登板に対して徹底的な準備をして臨んでいる。広島戦の結果をどのように受け止めたのか。右腕が強調した“プロセス”、試合後のミーティングで挙がった議題、そして首脳陣から出た若鷹を擁護する意見--。今回の出来事を多角的に紐解いていく。

試合後のミーティングで「言ったことが全て」

若鷹の思いを代弁…明石コーチがかけた厳しい言葉

(竹村岳 / Gaku Takemura)