山本恵大の初HRが持つ“意味と価値” 1年前の絶望…思い出す柳田&牧原大との「いい経験」

  • 記者:飯田航平
    2025.07.16
  • 1軍
山本恵大【写真:古川剛伊】
山本恵大【写真:古川剛伊】

忘れられない逆転3ラン「また打ちたいなって」

 満面の笑みでダイアモンドを駆け抜けた。15日のロッテ戦(みずほPayPayドーム)、1点を追う3回に飛び出した逆転3ラン。チームを勝利に導き、ヒーローとなったのが山本恵大外野手だ。忘れることができないプロ初本塁打。25歳の野球人生にとって大きな意味を持つ一発となった。

「すごかったです。鳥肌が立つというか。あんな応援されたことがないので、また打ちたいなっていう気持ちになりました」

 興奮気味に語る山本だったが、ちょうど1年前の昨年7月には腰を負傷し、リハビリ組での調整を余儀なくされていた。同じ時期に故障していた柳田悠岐外野手と並んでウォーキングすることもあったが、この日の晴れやかな笑顔とは対照的に、表情は暗かった。「クビだと思っていました」。育成選手だった当時、まさに崖っぷちだった。這い上がってきた男は、初本塁打に何を思うのか――。

支えになった柳田悠岐との“何気ない会話”

昨年は2軍で打率1割台…何よりうれしかった“逆方向弾”

(飯田航平 / Kohei Iida)