家族に問われた「後悔ないな?」 前田悠伍の“転機”と2つの目標…プロ初勝利までのルーツ

プロ初勝利を挙げてヒーローインタビューに選ばれた前田悠伍【写真:古川剛伊】
プロ初勝利を挙げてヒーローインタビューに選ばれた前田悠伍【写真:古川剛伊】

前田悠伍が忘れない日付「今思えばショボかった」

 プロの世界で活躍する――。幼稚園の頃から夢見てきた舞台で、記念すべき1勝目を手に入れた。ソフトバンクは13日、楽天戦(楽天モバイルパーク)に5-3で勝利した。今季初登板となった前田悠伍投手が6回無失点で、プロ初勝利を挙げた。10代選手の白星は、2012年の武田翔太投手以来。“鷹の希望”が詰まった左腕のキャリアを、徹底的に紐解いた。野球人生の中で訪れたターニングポイントを、独占激白した。

 注目の立ち上がり。初回1死から走者を出したが、黒川を二ゴロ併殺に斬った。打線の援護をもらうと、その後も順調にアウトを積み重ねていく。最大のピンチは6回だ。無死一、二塁で村林を迎えると、左腕はマウンドで小さく笑みを浮かべた。141キロ直球で三重殺に仕留め「本当に頼もしい野手の方々ばかりなので、自分のピッチングを100%出そうと思って投げていました」と胸を張った。

 大阪桐蔭高に入学し、そしてプロの世界へ――。前田悠伍が追いかけてきた2つの目標だ。テレビ画面に映る「TOIN」のユニホームに憧れたのは、幼稚園の時だった。

プロの世界に「絶対に行く」…夢が目標になった時

6回のピンチをトリプルプレーで切り抜けた前田悠伍【写真:古川剛伊】
6回のピンチをトリプルプレーで切り抜けた前田悠伍【写真:古川剛伊】

10年以上も追いかけて…中2の冬に結ばれた“赤い糸”

(竹村岳 / Gaku Takemura)