7回14Kの松本晴は「新たな境地に」 抹消の栗原は「最短とも思わない」…小久保監督コメント

今季初の単独2位…上位3チームがゲーム差なしの大混戦
ソフトバンクは3日、日本ハム戦(みずほPayPayドーム)に4-1で勝利した。先発の松本晴投手が7回1失点。123球を投げて自己最多の14三振を奪う快投で今季3勝目を手にした。打っては山川穂高内野手が2本塁打を放つ活躍。首位日本ハムに3連勝を飾り、今季初の単独2位に浮上。首位のオリックスから3位の日本ハムまでゲーム差なしの大混戦となっている。
試合後に取材対応した小久保裕紀監督は、この日に登録を抹消された栗原陵矢内野手についても言及した。主なコメントは以下の通り。
――今日のゲームのポイントは?
「山川のホームランですね。山本(恵大外野手)が2軍で無双だったんで。いい時に呼んでやろうって言っていた中で3安打。打線が活気づきましたしね。海野(隆司捕手)もあそこ(同点の4回2死満塁)だけ打てというところで、しっかり打ったので。あとは松本晴が120球超えのピッチングで1失点っていうのが一番の勝因です」
――山川選手の状態はどう映っていますか?
「見ての通りいいと思います」
――山本選手は3安打。
「2軍で絶好調だったんで呼んだということです」
――松本晴投手が7回まで投げた。何か言葉をかけたりは?
「『よくやったな』っていう話はしましたし、球威はもう誰が見ても落ちているのはわかったんですけど・落ちたあとのピッチングが、彼の新たなスタイルというか。新たな境地に入ったなっていうところで、7回も続投させたんでね。先発ピッチャーとして、ローテーションのピッチャーとして、幅が広がる1日だったと思いますね」
――松本晴投手は6回の時点で108球。続投に迷いはなかったか?
「あるよ、それは。相手バッターが嫌がっていたからね。球威が落ちた5回、6回で逆にコントロールが良くなっていた。球威だけじゃない境地に入っていましたね。ローテの1人として幅が出た登板でしたね」
――6回のマウンドに上げることは迷わなかった?
「6回は迷わなかった」
――山本選手が初安打。落ち着いていたように見える。
「1打席目にヒットが出たのが大きかった」
――栗原選手が抹消。時間がかかりそうか?
「かかりそうでもない。次やったら長くなるっていうのがあったから」
――最短の復帰を目指す?
「最短とも思わないです」
――同一カード3連勝。あすからに向けて。
「あしたが大事だと思います。こっちはモイネロで、西武は最強の投手陣が来るんで。まず3連戦の初戦、あしたは本当に大事だと思ってます」
(飯田航平 / Kohei Iida)