サヨナラ決めたホーム突入の決断は「ポヨンと」 ベンチ外の栗原にも言及…小久保監督一問一答

大関友久に「勝ちをつけたかった」
ソフトバンクは2日、日本ハム戦(みずほPayPayドーム)に2-1でサヨナラ勝利を収めた。先発した大関友久投手は7回1失点。9回に登板したダーウィンゾン・ヘルナンデス投手が今季初勝利を挙げた。打線は8回まで無得点だったが、9回1死一、三塁から山川穂高内野手が左越えの2点二塁打を放ち、試合を決めた。小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。
――試合を振り返って。
「よく最後粘ったかなと。きのうの有原(航平)が完封でね、きょうは逆に加藤がすごいピッチングしていた。技巧派のなんかお手本みたいなピッチングで、打ちあぐねていたんですけどね。9回はよく繋がったと思いますね」
――大関投手の内容は。
「勝ち星をつけてやりたかったっていうのが本音ですね。8回も十分、いける体力はあったと思うんですけども。藤井(皓哉)、ヘルナンデスとかを使っていこうというところで、まあ、継投に入りました」
――8回は無死満塁を招いたが、藤井投手が3者連続三振。
「自分で作ったピンチなので。そこは逆に開き直って、いっていたなという感じですけども。あの回を抑えたら次の回、チャンスあるかなと思ったら3者凡退だった。きょうはこういう日かなと思ったら9回、ドラマがありましたね」
――ヘルナンデス投手も復帰した。今後の起用は?
「多少のビハインドでも、勝ちゲームでも、幅広く使っていくっていうところのポジションを任しています」
――首位も見えてきた。あしたに向けて。
「まだ順位がどうのこうのっていう時期ではない。もちろん勝ち越しが目標。勝ち越した後は、次は3連勝っていうのが当然の目標なんでね。そこに向かってやりたいですね」
リクエストで判定が覆る「ドラマありましたね」
――最後の場面、ベンチから判定をどう見ていた。
「アンパイアがセーフといえばセーフでしょう。大西(崇之)コーチがね、跳ね方を見て回したと思うんですよね。普通に跳ね返ったんじゃなくて、上にポヨンと。あの時間で行ったんだと思います。ナイス、思い切った判断でした」
小久保監督が「ナイス判断」と絶賛した人物
――打線もなかなか捉えられなかった。
「加藤よかったですよ。最後は浮いてきましたけど、それまではなかった。(野村)勇もね、セカンドに強い打球を打ったり、(打線として)やろうとしていたことは間違っていなかった。本当、技巧派の投手としては見習うところがたくさんありました」
――栗原陵矢選手がベンチ外。
「あした病院にいってどうなるか。無理はさせないと思っていますけど」
――箇所としては。
「脇腹です。(今宮)健太のこともあったのでね」
――山川選手は1軍に復帰して以降、復調の気配。
「アウトの打席もいいですし、ショートライナーもすごい当たりでしたね」
(竹村岳 / Gaku Takemura)