内心は羨ましい“卒業” 長谷川威展が踏み出した大きな1歩…「Bメロが始まった」

  • 記者:飯田航平
    2025.07.01
  • 1軍
長谷川威展【写真:竹村岳】
長谷川威展【写真:竹村岳】

4か月半ぶりの投球に見せた笑顔…「サビは1軍マウンドで」

 一歩ずつ着実に、本拠地のマウンドを目指す。ネット目掛けて投げるボールはまだまだ力強いとは言えないが、漏れ出す声にはまさに全力投球さながらの気合がこもっていた。3月21日に左肘のトミー・ジョン手術を受けた長谷川威展投手が、ネットスローを開始した。

「人類にとっては小さな一歩かもしれないんですけど、投手・長谷川威展にとっては、大きな一歩になったんじゃないかなって。そう思っています」

 月面着陸を果たしたアームストロング船長の言葉になぞらえて、1球目の“意味”を長谷川らしく表現した。手術から3か月。ボールを投げられなかった日々は、野球人生で最長の4か月半にも及んだ。ようやくたどり着いたネットスロー。もどかしさを隠すことなく語ったのは、野球への飢えと、先輩への尊敬の念だった――。

先輩投手への尊敬…「よく耐えたなって」

はじめの一歩は「Bメロ」

(飯田航平 / Kohei Iida)