川口冬弥がまさかの“迷子” 前田悠伍が興奮「めっちゃ嬉しい」…記者が見た6つの素顔

6月20日に川口冬弥が支配下登録…「これでいいんですか?」

 ホークスは交流戦で6年ぶり9度目の優勝を飾りました。シーズンも間もなく折り返し地点。そんな中で、鷹フル記者が見た選手の素顔を紹介いたします。前田悠伍投手が「めっちゃ嬉しかった」と破顔した出来事は? 甲子園で、高校時代の“武勇伝”を明かした人物は誰? 支配下登録されたばかりの川口冬弥投手は、意外なところで“初々しさ”を発揮していました。

6月7日は石塚綜一郎捕手にとって24歳の誕生日。日付をまたいだ瞬間は、ベッドの上でYouTubeを見ていたという。新しい年の抱負を問われると「難しいですね……」と熟考。「最近ずっと1日1日を大切に、目の前のことばかり考えていたので。“1年”というよりは、やることに集中していたいです。あとは何より健康に」と、意気込みを口にした。

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山本恵大外野手はコレクター? 週刊少年ジャンプで連載された大人気漫画「NARUTO」のファン。ヘルメットのツバ部分に貼ってあるのは、敵キャラ「デイダラ」のステッカーだ。「たまたま当たったやつなんですけど、デイダラも好きですよ」と微笑みながら明かす。もっとも好きなキャラクターは、主人公・ナルトを支えるシカマル。「家にめっちゃフィギュアとかありますよ!」。意外な一面を見せてくれた。

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上茶谷から浜口へ…2歳年上でも「自分が“先輩”」

今季ともにDeNAから加入し、肘の手術から復帰を目指している浜口遥大投手と上茶谷大河投手。ホークスへの加入時期も、肘の手術も上茶谷投手の方が先だった。浜口投手が「リハビリのお手本になってくれた」と感謝すると、「ホークスでも、手術でも“先輩”ですからね。ちゃんと指導しないと」。上茶谷投手はドヤ顔で“先輩面”していた。

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6月20日、川口冬弥投手が育成から支配下登録された。そのまま1軍に昇格すると、阪神戦(甲子園)でベンチ入り。登板はなかったものの、1軍の雰囲気を初めて味わった。試合後、球場から宿舎に向かうチームバスは3台あり、「どれに乗ればいいんですか?」とやはり初々しい。荷物を預けて、あとは乗り込むだけ。そこでもう1度、広報に「え、自分本当にこれでいいんですか?」。まさかの“再確認”までしていた。

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久々に訪れた甲子園…12年前の記憶を振り返る

古川侑利アナリストは、佐賀・有田工業高時代の3年夏に甲子園に出場した。1回戦は大会1日目の第1試合、つまり“開幕戦”。岐阜・大垣日大高と激突した。エースで4番だった古川アナリストはヒットも放ち「あとちょっと、数センチでホームランだったんですよ!」と懐かしそう。結果的にチームは逆転勝利。最後までマウンドに立ち、ラストボールは外角への148キロ直球で見逃し三振に仕留めた。「あの1球がめちゃくちゃ気持ちよかったんですよね。この球場にきたらやっぱり思い出します」。しみじみと振り返っていた。

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「めっちゃ嬉しかったです!」。クールな表情を崩して喜びを爆発させたのは、前田悠伍投手だ。17日、ウエスタン・オリックス戦(タマスタ筑後)に先発登板。大阪桐蔭高時代の2学年先輩、池田陵真外野手を2打数無安打に抑え、空振り三振も奪った。「高校の時、実戦練習が多かったので3年生ともよく対戦していました。池田さんにはホームランを打たれたこともありますし。三振を取ったのは初めてじゃないですかね……?」。お互いユニホームが変わり、プロの世界で実現した“再戦”だった。「めっちゃ兄貴肌でお世話になりました。またゆっくりお話できたら嬉しいです」。その時は、思い出話に花が咲きそうだ。

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(鷹フル編集部)