ソフトバンク2軍は19日、ウエスタン・オリックス戦(タマスタ筑後)に2-6で敗れた。先発のアレクサンダー・アルメンタ投手が4回5四死球3失点。その後は木村大成投手、上茶谷大河投手、宮里優吾投手が登板するも、それぞれ1失点の内容だった。打線は7回無死から笹川吉康外野手が右越え6号ソロを放った。その後も安打と四球で無死満塁の好機を作るも、後続が絶たれて無得点に終わったことが勝敗を分けた。試合後に取材に応じた松山秀明2軍監督の一問一答は以下の通り。
――投手陣全体で被安打11。四死球も8個あった。
「(アルメンタは)前回もね、フォアボールに苦しんで。きょうはリベンジということで、どんな感じになるのかと。ちょっと期待はしましたけど、3点には収まったというか。内容はあんまり変わらなかったかな。コントロールがどうしても課題になるのかなっていう感じがしますね」
――目に見えないエラーなども失点に絡んでいた。
「今年はミスで本当にピッチャーに迷惑かけているので。投手陣に厳しく注意できない理由に、野手のエラーがあるので。完全にピッチャーが悪いだけなら、言えるんですけど、野手のエラーが絡んでいるので。そこは投手にも申し訳ないなっていう部分も少しあるので。野手にはいつも注意はするんですけどね」
――3点を追う7回の無死満塁で無得点に終わった。
「そこで点数が取れなかったら、次のイニングに点を取られるのが野球なので。あのイニングに追いつく、もしくは最悪でも2点を取って、最高は逆転っていう感じでしたけど。そこで最低の仕事もできなかった。イヒネ(・イツア内野手)であったりは、まだ実力不足というか」
――笹川選手が6号本塁打。兆しはあったか?
「逆にコンディショニングがあまり良くなくて、そのおかげでバッティングが良くなってきたのかなっていうところもありますけどね。あまり強く振れないコンディショニングの中で、ちょっと制御しながら、バランス良く振っていけと。その感じで振ったらヒットとホームランが出た」
――それはいつ話した?
「3日ぐらい前からかな。ちょっとそういうことがあったので。ちょうど彼にとっては、あれくらいの力加減でバットを振ったって、ホームランになるということを理解してもらえればね。彼が成長できるかもしれないなっていうところですけどね」
――庄子雄大内野手が4三振。
「アマチュアから、アベレージヒッターとして入ってきて、プロの壁というかレベルの違いに苦労していますよね。元々は三振するようなタイプではないけど、三振してしまうということは、ちょっとパニックになってるところもあるような気はしますけどね」
――井上朋也内野手と津森宥紀投手が1軍に。
「井上の場合は今年初めてなので、もう思い切ってね。元々、思い切りの良さがあるので、絶好調ではないですけど、彼は1軍に行ったら絶好調になれるタイプの選手ではあるので。そういう意味では期待します」
――井上選手には何を伝えた。
「自分のやれることを、1軍の首脳陣にアピールして。なんとか結果を残してこいと。思い切ってやるだけですよ」
――6月に入ってから井上選手はバッティングフォームに悩んでいた。
「6月に悩んでるというか、僕から見るとずっと悩んでいるように見えますよ」
――キャンプで明石健志スキルコーチ(打撃)と作ってきたものが崩れ始めたと。
「崩れるほど崩れてはない。崩れるほど上がってもないので。今年はすごくいい状態と、悪い状態が、日々に違うので。だから難しいというか、ずっと良いわけではないので。少し評価がしにくいような打席をたくさん繰り返してきたのは事実ですね。すごくいいかと思ったら、次はすごく悪かったり。今のアベレージが2割5分というところに表れているわけですよね。3割打つ力はあると思うんですけど、彼の中で2割5分というのは、あまり良くはないとは思いますね」