降格の岩井に寄り添った意外な人物 管轄を越えても…“先輩”として伝えたかった思い

  • 記者:飯田航平
    2025.06.14
  • 1軍
岩井俊介【写真:古川剛伊】
岩井俊介【写真:古川剛伊】

肩を落として帰る姿…「高谷コーチが」

 管轄を越えてでも伝えておきたい思いがあった。4日の中日戦(みずほPayPayドーム)、8点リードで迎えた9回に、岩井俊介投手がマウンドに上がった。しかし、どこか球威を感じられない。2死を奪うも、そこからカリステに本塁打を浴びるなど3連打で2失点。最後の1アウトを自ら奪うことができず、あえなく降板を告げられた。

 試合後には翌日からの2軍行きも宣告された。元気のない後ろ姿。悔しさで涙が溢れ落ちそうな表情で、右腕が噛み締めるように語ったのは、高谷裕亮バッテリーコーチへの感謝だった。「高谷コーチが声をかけてくれたんです」。

 バッテリーコーチは主に捕手陣を指導する立場。にも関わらず、「すみません。声かけます」と他のコーチ陣に許可を得てまで、若き右腕に寄り添ったのには理由があった。

思い出した言葉…潤ませる瞳

(飯田航平 / Kohei Iida)