松本裕樹らの行動に“無力さ”を実感…「この差があるわ!」 岩崎峻典が知った1軍のリアル

  • 記者:飯田航平
    2025.06.10
  • 1軍
岩崎峻典【写真:冨田成美】
岩崎峻典【写真:冨田成美】

振り返った1軍“初登板”…「投げる球以前の問題」

 1軍で過ごした10日間を、決して無駄にはしない――。ドラフト6位ルーキーの岩崎峻典投手は5月17日にプロ初昇格を果たした。たった1度の登板で出場選手登録を抹消されたのが5月26日。わずかな時間ではあったが、「めちゃくちゃ勉強になりました」。今後の野球人生を戦い抜くためのヒントは、あらゆるところに散らばっていた。

 履正社高、東洋大を経て入団した右腕は、2019年夏の甲子園で2年生ながら優勝投手となった実績を持つ。しかし、1軍初登板だった5月25日のオリックス戦(鹿児島)では1回4安打3失点。3連続タイムリーを浴びるなど、ほろ苦い経験に終わった。「自分の単なる実力不足かなと。それだけですね」。直後に2軍へ降格。今は筑後で課題と向き合っている。

 短い1軍生活にはなったが、野球観を揺るがすような学びがあった。「先輩のピッチングを見て『うわ、この人すごいな』って思うじゃないですか。それとプラスアルファで……」。1軍で確固たる立場を築いている投手はなぜ、安定した成績を残すことができるのか――。その疑問を持つことで、自身に足りないものに気付くことができた。そして、降格を告げられた直後に先輩投手からかけられた言葉が、再び1軍を目指すためのエネルギーとなった。

知る由もなかった1軍ブルペンの“リアル”

味わったプロの厳しさ…「スタートは良くなかったけど」

(飯田航平 / Kohei Iida)