武田翔太、溢れかけた涙「もう1年経つのか…」 外し忘れた“相棒”、長い道のりの先に見えた光

  • 記者:飯田航平
    2025.06.07
  • 1軍
4軍戦で復帰した武田翔太【写真:飯田航平】
4軍戦で復帰した武田翔太【写真:飯田航平】

1イニングを投げ無安打無失点の好投

 1年2か月という途方もない時間を、歯を食いしばって戦い続けた。マウンドから見る風景に自然と目は潤んだ。待ってくれている人がいる--。それだけで十分だった。ホークスの「背番号18」がマウンドに帰ってきた。

 7日に行われた北九州下関フェニックスとの4軍戦。武田翔太投手が復帰登板を果たした。6回から登板し、1イニングを無安打無失点。真っすぐは最速146キロをマークし、三振も1つ奪った。順調に復活への1歩目を踏み出した右腕は安堵の表情を浮かべた。

 長く苦しい日々を過ごしてきた。2024年はプロ13年目にして初の1軍登板なし。昨年4月には「右肘内側側副靭帯再建術および鏡視下肘関節形成術」、通称トミー・ジョン手術を受け、懸命なリハビリを続けてきた。

 表情には見せなかったが、久しぶりのマウンドからは緊張感が伝わってきた。この日は妻と愛息も下関まで応援にかけつけた。「見てくれていたと思います。涙が出そうになりました」。登板を終えた直後、右腕が心境を明かした。

感慨深く語った心境…「浮き沈みはありますが」

家族に支えられたリハビリ…「笑わせてくれた」

(飯田航平 / Kohei Iida)