若き斉藤和巳にあった“未熟さ” 「伝え続けないと…」 20勝の裏にあった7年の苦しみ

  • 記者:飯田航平
    2025.06.07
  • 1軍
斉藤和巳3軍監督【写真:飯田航平】
斉藤和巳3軍監督【写真:飯田航平】

エースになる過程で得たこと

 羽ばたくために必要なことがある。3軍を率いる斉藤和巳監督が、若鷹たちに“気づき”の重要性を説いた。その言葉の裏には、自身が20勝投手、そして沢村賞投手へと登り詰める過程で掴んだ確信がある。「自分も少し遅かったから」と率直に語る指揮官が、育成現場の最前線で選手たちに伝えたいメッセージとは何か。

「これっていうものではなくて、自分がどうなりたいのか、どうしたいのかによって色々やることはあるわけで」。斉藤監督が求める“気づき”は、決して1つではない。それはプロ野球選手だけに当てはまるのではなく、社会に出ている人たちにも響くものがある。

 斉藤監督自身もそこに至るまでには時間を要したという。その“気づき”の具体的な中身とは――。そして若手選手たちへのアプローチとはどのようなものなのだろうか。自身の経験と重ね合わせながら、ゆっくりと口を開いた。

自身の体験から語る“甘え”「結局足りてない」

一貫して伝え続けている言葉とは…

(飯田航平 / Kohei Iida)