大関友久は“挨拶友達” 「それ以上の話はしない」も…後輩が受けた痛烈な指摘【記者が見た素顔】

「なんか違うよね?」上茶谷に突っ込んだのは?

 交流戦も開幕し、シーズンも中盤に差し掛かりました。5月は15勝8敗と、チームも少しずつ勢いに乗ってきました。ここでは、6つのエピソードを交えて選手たちの素顔を紹介します。大関友久投手の優しい人柄が溢れる悩み。後輩選手に見せたまさかのツッコミも? 誕生日を迎えた嶺井博希選手には痛烈なイジりが浴びせられていました。

5月12日にトレードで加入した秋広優人内野手。15日から1軍に合流したが、ファーム施設のタマスタ筑後では、スタッフの間でも秋広の話題になっていた。身長196センチの椎野新4軍用具担当兼4軍サブマネージャーが「秋広じゃないですよ」とジョークを交え登場。過去に秋広と対面したことがあるという椎野さんは、大道典良3軍打撃コーチの「どっちが大きい?」との質問に「見上げたっす」と苦笑いで返答していた

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5月15日の西武戦(みずほPayPayドーム)、中村晃外野手が今季初の4番に座った。3番は栗原陵矢内野手、5番に柳町達外野手、スタメンマスクは渡邉陸捕手と、中村のもとで自主トレをしたメンバーが出揃った。4人は口を揃えて「気づかなかった」と言ったが、裏方さんは喜んでいた。今年も自主トレをサポートした柳瀬明宏打撃投手は「『すごいっすね』って健史(渡辺打撃投手)から言われました。やっぱり嬉しいですよね」と声を弾ませる。中村はオフシーズン、必ず目に見える形で裏方さんへの感謝を伝える。“晃塾”が活躍を見せ、白星を拾った一戦だった。

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大関友久投手は5月20日、「HAWKSベースボールパーク筑後」で練習を終えると、ファンのサインや写真撮影に笑顔で応じていた。ただ、対応を終えた大関は浮かない表情。右手で何かをなぞるような仕草をしながら「久しぶりに書いたら、あまり上手に書けなくて……。綺麗に書いてあげたいのに」。何気ない悩みに、優しい人柄と責任感が滲み出ていた。

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6月4日は嶺井博希捕手の誕生日。34歳を迎えた。グラウンドに姿を見せてすぐに「きょう嶺井さんの誕生日っす」といたずらに笑ったのは牧原大成内野手だ。付け足すように、背番号8はこう言う。「45歳の」。11歳増しです……。

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6月3日の中日戦、グラウンドに選手が姿を見せ始めた。緒方理貢外野手が元気よく挨拶していたのは、大関友久投手。挨拶以上に、2人の仲睦まじい様子が印象に残った。意外とも思える組み合わせ。緒方に聞いてみると「“挨拶友達”ですね。それ以上の話はしないです。でもゼキさんは時間に厳しいんですよね。昼過ぎに『おはようございます』って言ったら『こんにちは、やろ』って言われます」。2人だけのやり取りを笑顔で教えてくれた。

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筑後で武田翔太投手にサインをお願いされた、上茶谷大河投手。「真面目」と最後に書きたかったのに、「真自面」と記した。すかさず、先輩右腕から「なんか違うよね?」とツッコミが。「字を間違える時点で全然真面目じゃなかったですね」と、逃げるように上茶谷は去っていった。

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(鷹フル編集部)