若鷹たちが語る斉藤和巳3軍監督の素顔
ホークスの3軍は、23日から韓国遠征を戦っている。チームを率いるのは、斉藤和巳3軍監督。選手主体の指導で、試合後には独自のミーティングを取り入れるなど、未来の主力を担う若鷹の育成に尽力している。
シーズン中は遠征の多い3軍。選手たちと一緒に移動する場面も多く、普段からコミュニケーションを取る姿がよく見られる。そんな指揮官を、選手はどう見ているのか――。若鷹たちに斉藤監督の印象を聞いた。
最初は僕からしたら、『お、斉藤和巳や』って感じでした。本当にゲームで使ってましたし、まさか3軍の監督になるとは思っていなかったです。なんていうんですかね……。最初は本当に有名人みたいな感覚でしたね。ダイエーのエースですもんね
そうですね。仰ってることは本当に全て勉強になりますし、自分もああいったピッチャーになりたいと思っているので。話す機会もありがたいですね。学ぶものはとても多いかなと思います
怪我から復帰された話もそうですけど、特に技術面とか、気持ちの持ち方とか。ミーティングでも色々な話をしてくださるので、本当にありがたいです
普段から優しくしてくれますし、試合中も盛り上げてくれるというか。あとは話していて面白いです
僕が遠くから見ていたような存在だったんですけど、結構フレンドリーに話してくれるので
色々ありますけど、そんな堅い話とかはしないです。ラフに話してくださるので、ありがたいですね
新入団パーティーで「兄ちゃんとお父さんの方が…」
自分は他の人とも違うんですけど。あまり怒られるとか、強い言葉とかはかけられないです。俯瞰的な目で見てくれている。自分は集中していると周りが見えなくなってしまうので、周りから自分がどう見えているかを見てくださっているのかなと思いますね。『こう見えてるぞ』とか。1軍を狙わないといけない中で『ここができている、ここが足りない』と言ってくれる人ですね
そうですね。ここは伸びてきているよとか、本当にいい方向に声をかけてくれることが多いですね。自分に対して『上に行くぞ』ってすごく押し上げてくれて。ミスしても切り替えられるようにシフトチェンジしてくださる感じ。とても信頼しています
どんどんミスしろと。若いうちにたくさんミスすると、後々同じようなことをしなくなるので。自分もそう思うようになりました。ミスが続くと消極的になってしまうので。そうなったらもう絶対ダメなので
斉藤監督はテレビで見ていた方なので。お話を聞けるだけでも大きいです。言葉に説得力と影響力があると思います
自分はリアルタイムでは見ていないんですけど、お父さんとかお兄ちゃんが見ていた世代って感じだったので。お兄ちゃんは最初は怖いイメージがあったみたいで。斉藤監督が3軍の監督だよみたいなこと言ったら、心配そうな顔をしていました(笑)。ただ、ベンチ内でもたくさん話していただけますし、ミーティングとかでも本当に選手思いの監督というのが伝わりますね。一番選手に寄り添ってもらえます
そうですね。新入団選手の歓迎パーティーみたいなのがあって。家族とコーチ誰か1人が同じ卓を囲んで。自分の家族が和巳さんだったんです。最初はめっちゃドキドキしながらだったんですけど。スーツだったので、『オーラやばっ!』みたいな(笑)。お兄ちゃんとお父さんの方がド緊張していたと思います(笑)。でも飲み物を注いだら『できるやんけ』みたいなこと言ってくれて。明るく接していただいたので、素敵な方だなって思うようになりました
(川村虎大 / Kodai Kawamura)