「3回目だと気づいていましたか?」と問いかけると、「はい、わかっていました」とニヤリ。“抱擁率”は驚異の10割。そんな「神業」をどのようにして成し遂げることができるのか。いつかあなたも出くわすかもしれない、最高の瞬間に役立つ裏技をこっそり教えてもらった。“渡邉流”の極意を知れば、歓喜の中心に乗り遅れることはない。
「前のめりで応援するじゃないですか。気が付いたら出迎えています(笑)。打った瞬間はもうベンチを出ていたかもしれないです」
溢れる思いに自然と身を任せる。サヨナラのチャンスを迎えた場面での立ち位置は、当然ベンチの最前列。飛び出す準備は万全だ。ライバルを押し退け、一番乗りするコツはあるのか。
「瞬間を見逃さないことです。それと、試合に入り込んで一緒に戦う気持ちが、うれしさに変わって、1歩目のスタートにつながります。完全に。自分も一緒に戦っているんだと。それが渡邉陸の1歩目のスタートを加速させるんです」
これが渡邉が語る“最速抱擁”の真髄だ。「そうやって書いていてください」と、自身も納得の回答だった。チームの勝利を誰よりも願う、その純粋な気持ちが“加速装置”となっている。
もちろん、背番号00がスポットライトを浴びることも虎視眈々と狙う。「次は抱きつかれる方ですね!」と問いかけると「そうですね。そろそろ打つ方になりたいですね」とニッコリ。今度はバットでチームを勝利に導き、歓喜を輪の中心で迎えられる日を心待ちにしている。渡邉陸を抱きしめるのは誰だ――。
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