2軍戦で“怠慢”も…ドラ1の立場に育成が抱く「羨望」 理解者の存在…イヒネ昇格の真意とは

  • 記者:竹村岳
    2025.05.27
  • 1軍
小久保監督と城島CBOが見つめる中、打球を追うイヒネ・イツア【写真:古川剛伊】
小久保監督と城島CBOが見つめる中、打球を追うイヒネ・イツア【写真:古川剛伊】

小久保監督は1軍昇格に「刺激を与えるというのが1つ」

 純粋に喜んでいられる状況ではない。一番理解しているのは、本人のはずだ。ソフトバンクのイヒネ・イツア内野手が27日、プロ3年目で初めて1軍昇格した。ドラフト1位で入団した20歳の現在地を、さまざまな角度から紐解いていく。育成選手からの羨望の眼差し、ミーティングで上がってしまった“怠慢走塁”、理解者の存在……。大きなプレッシャーを背負った中で、どんな姿を見せられるのか。

 2022年ドラフト1位で愛知・誉高からホークス入りした。1軍経験はなく、今季のウエスタン・リーグでは36試合に出場して打率.176、1本塁打、16打点。小久保裕紀監督も昇格の理由を「何かを感じて帰りなさい、と話をしました。本来なら1軍に上げられる選手じゃない。なんでこのタイミングだったのか。彼に刺激を与えるというのが1つです」と言い切る。そして「危機感を持った方がいい」と、厳しく突きつけた。

「去年は思ったよりも守れるなと思っていたんですけど、今年はエラーが多いじゃないですか。同じ評価だと下がる世界なので。現状維持は退化。今宮(健太)が戻ってくるまでにね、城島CBOとも話をしてこのタイミングしかないと思った。球団も(イヒネを)ドラフト1位で獲得しているわけだし、宇野(真仁朗)や石見(颯真)というイキのいい高卒も出てきている」

孤独にさせない理解者の存在「メンタルを見失わないように」

(竹村岳 / Gaku Takemura)