杉山一樹が明かしたチームメートとの関係性
今年からスタートした鷹フルの人気企画「選手相関図」に、杉山一樹投手が登場です。上沢直之投手に“筋トレの師匠”と呼ばれている剛腕が明かす、意外なチーム内の関係性とは――。周囲の選手たちについて、杉山投手に語ってもらいました!
過去には「男は鶏胸肉」とグラブにユニークな刺繍を入れるなど、明るいキャラクターで知られる杉山投手ですが、野球に対しては非常にストイック。その中でも、有原航平投手や上沢直之投手とは「話をしていても、いい意味で終わりがない」と言うほど、野球談義に花を咲かせているそうです。
「チームの柱として野球をしている人との話は自分のモチベーションも上がるし、沢山質問したり、深掘りしたり……。有原さんと上沢さんは先発なので、中々一緒に過ごす時間がないんですが、絡む時はほとんど野球の話。すごく良い時間を過ごせています」
2018年ドラフト入団組でホークスに在籍しているのは杉山投手の他に、板東湧梧投手と渡邉陸選手。板東投手については「癒しのお兄ちゃん」と表現しました。「顔やオーラからして癒しだし、話をしていても心が汚れないです」。気になるのは“笑いのツボ”。「僕からすると『なぜ?』ってなることがあるけど、それがまた癒しになっています」と笑顔を見せていました。渡邉選手は「“ザ・後輩”って感じ」。「野球についても真面目だし、総合的にみて可愛く思える」といい関係性です。
博士と呼ぶ同学年「時空が歪んだところで…」
同学年の投手陣も杉山投手にとっては特別な存在。大関友久投手のことを一言で言うと「博士」。独特の感性を持つ大関投手を「概念をぶっ壊して時空が歪んだところで話をしているから、フムフムとなりやすい」。学年は一緒でも学ぶことが多いそうです。また、津森宥紀投手は「マブダチ」。遠征先でご飯にいくことも多く「面倒見がいいので、僕のポンコツな部分の面倒を見てくれているので助かっている」と笑いながら感謝の言葉を口にします。
杉山投手が“師匠”としたのはメッツに移籍した千賀滉大投手。2019年から4年間をともに過ごし、野球だけでなく私生活についても学ぶことが多かったそうです。「今、野球について色々考えることができているのは千賀さんとの関わりがあったからだと思う。私生活も野球への取り組みも、全部師として拝ませてもらっています」。
母国語は違えど、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手とは野球という共通言語で繋がっています。「陽気な感じで絡んでくれます。僕がネガティブになっても、ポジティブにさせてくれる。常に明るいから自然と自分も乗せられるし、同じテンションでいられるからすごく楽なんです」。異なるタイプだからこそ、気が合うのかもしれません。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)2025.05.21