――周東選手は1軍に合流する?
「バッティングの状態も(良い)。やっぱり彼らはね、それなりのバッティングがすぐできるので、そこは本当に安心して見られているし、あとは足の状態も、昨日も走っているし、全然問題なかったんで良かったです」
――頭部死球の影響もない?
「嫌なイメージでバッティングしないかなと思ったんですけど、気にすることなく打てたんで良かったです」
――周東選手は松山監督から「お疲れ様でした」と言われたと。
「彼はこれから1軍で頑張っていくレギュラーなんで、そこは『しっかりと頑張ってこい。気合入れて頑張ってこい』って言って送り出しました」
――宇野選手が3安打の活躍。
「村松コーチが2番に宇野って書いていたんで。ちょっと僕は『大丈夫?』って確認しましたけど。きょうは3安打。村松コーチが『チャンスを与える2番じゃなくて、しっかり打っていける2番として入れました』って言うので。もう村松コーチの期待通りの結果でした」
――松山監督の印象は?
「犠牲フライもそうですし、最後のヒットもそうですけど、強引に打たないんですよね。バッティングの基本であるセンター中心に。初めて出て、冷静にそういうこと考えながら、スイングできているっていうところが立派というか。塁でも走塁の動きとかを見ていてもしっかりしているので。高校卒業したばかりで、初めて出た選手ですけど、落ち着いて野球ができている印象を受けましたね」
――相手守備のミスを突いての走塁もあった。
「そうですね。サードランナーの時もギャンブルスタートのサインだったけど、しっかりとタッチアップができていたところが、そつがないというか。僕らの思ってる以上の走塁ができていることにびっくりしましたね。意外と走塁って難しいので。打つことは打てるんですけど、他のところでの判断であったり動きが、ぎこちない選手はたくさんいるんですけど。それができていることは、僕の中ではびっくりしている」
――守備面について。
「これから基礎練習をしっかりして、守っていけるように。それは今の段階で、すぐに期待しているわけじゃないけどね。すぐ良くなるものでもないので、守備はコツコツとやっていくしかないので。でも、ヒットを打った打たないよりも、野球勘的なものが、僕も初めて見ましたけど、ちょっとびっくりしたというか」
――想像以上だった?
「いい野球をするなと」
――井上選手が本塁打。状態は?
「バッティングの状態も最近上がってきているのでね。あとはチャンスで打ってほしい。彼らはそういうところのレベルで。ホームラン1本っていうよりも、チャンスでどうやって打点を挙げていくかっていうことが、僕は気になる。そこのレベルを上げていってほしい。どう考えても、ランナーを三塁に置いているピッチャーの配球と、ランナーなしの配球は違うので。そういう中で、彼がどういうバッティングをしていくのかっていうところを僕は見ていますけどね」
――宇野選手も含めて、内野争いが激しくなる。
「(井上は)今ファーストを守ったりしてますけども、そこではなかなかね、試合に出るのは難しいので。いろんなポジションももう少ししっかり守れるようにして、守備の不安をまずなくさないと。内野手は守備が大事なところなので」
――廣瀬選手も守備に課題がある中で、いいプレーがあった。
「急に上手くならないんですよね、守備だけは。バッティングは急に何か掴んで、急に開花することもあるんですけど。守備って本当に毎日の積み重ねなので。基礎練習であったり、そういう基本の中で、どうやってそれを1年2年、続けていけるかっていうところなんでね。そこはもう根気よくやっていくしかないので」
――川口投手はきょうも無失点の好投。
「まず追い込めるんですよね。ボールが続くイメージがないですよね。常々ストライク先行で。当然ファールも打たせられるし、変化球でストライクも取れる。だから難しく見えないし、苦しんでいる姿が、ベンチから見ていても感じないので、余裕を持ってピッチングができているように見える。落ち着いて、不安なく打ち取れているように見えますね」
――近藤健介選手の復帰は来週?
「順番に復帰していく段階になってくるので。今回は周東が、この3試合に出場して、結果も素晴らしいので。近藤もそうですけど、怪我しない中で、どうやって自分のコンディショニングを上げていくかっていうところも大事になってくると思う」
――近藤選手は来週からの出場に意欲をみせていた。
「コンディション的に、近藤の場合はもうずっと長いスパンで考えながらやってきている部分はあるんで。周東の場合はちょっと、事故的なとこがあったので、ちょっとあれですけど。近藤の場合はスパン的にじっくりと。彼なりにはじっくりやってる方じゃないですか」