巨人に電撃トレードのリチャード「心折れそうになったことも」 期待応えられず「心残り」

リチャード【写真:竹村岳】
リチャード【写真:竹村岳】

今季開幕スタメンも打率.091、12三振、4月5日に2軍降格

 ソフトバンクは12日、リチャード内野手と巨人・秋広優人外野手、大江竜聖投手と1対2のトレードが成立したと発表した。

 リチャードは球団を通じて「話を聞いた時には驚きましたが、少し落ち着いてくると、これまで見守ってくれたホークスの皆さんへの感謝がどんどん湧いてきました。特に王会長や小久保監督、山川さんには期待をかけてもらい、何度もありがたい言葉や指導を受けました。それに応えられないままなのが心残りですが、これからジャイアンツで成長する姿を見せて恩返しをしたいと思っています」とコメントした。

 また「ジャイアンツの印象としては、ファーム選手権でも対戦した時にどっしりとした威圧感というか、威厳のようなものを感じていました。これからそのチームの一員になるんだと思うと身が引き締まります」と意欲。「育成で入団してから8年間、良いことも悪いことも経験してきて、心が折れそうになったこともありますが、ファンの皆さんの声援でその都度立ち上がって頑張ることができました。チームが変わっても、僕はこれからも砂川リチャードなので、引き続き応援してくれたら嬉しいです」と感謝の思いを込めた。

 リチャードは8年目の今季、栗原陵矢内野手の離脱もあり「8番・三塁」で自身初めてとなる開幕スタメンの座を奪った。そこから6試合連続でスタメン出場したが、22打数2安打で打率.091、12三振。4月5日に降格して以降、2軍暮らしが続いていた。

(鷹フル編集部)