鷹と巨人が電撃トレード成立 リチャードと秋広&大江…大砲同士が移籍、両球団発表

リチャード(左)と秋広優人【写真:竹村岳、小林靖】
リチャード(左)と秋広優人【写真:竹村岳、小林靖】

大砲同士…リチャードは開幕スタメンも

 巨人・秋広優人外野手、大江竜聖投手とソフトバンクのリチャード内野手のトレードが12日、両球団より発表された。今季のトレードは西武からヤクルトへ移籍した山野辺翔内野手に続く2件目となった。また、背番号は秋広が「52」、大江が「29」に決まった。

 秋広は3年目の2023年に121試合に出場し、111安打、10本塁打41打点とブレーク。しかし、翌2024年は26試合の出場に留まり、今季はわずか5試合で打率.143。本塁打、打点はゼロだった。2軍では25試合で打率.157、2本塁打5打点だった。

 大江は2016年ドラフト6位で二松学舎高から巨人に入団。2020年には43試合、翌2021年には47試合に登板。昨季は16試合の登板ながら、防御率2.63と中継ぎとして活躍した。今季は1軍登板はないが、2軍で11試合の登板で14回1/3を投げて15安打、8失点の防御率4.40としていた。

 リチャードは8年目の今季、栗原陵矢内野手の離脱もあり「8番・三塁」で自身初めてとなる開幕スタメンの座を奪った。そこから6試合連続でスタメン出場したが、22打数2安打で打率.091、12三振。4月5日に降格して以降、2軍暮らしが続いていた。

 巨人とソフトバンク間での交換トレードは2023年11月のアダム・ウォーカー外野手(現BC神奈川)と高橋礼泉圭輔両投手以来となる。柳田悠岐外野手、近藤健介外野手、周東佑京内野手ら主力が戦線離脱中のソフトバンクと、岡本和真内野手の長期離脱が決まった巨人の思惑が一致した形となった。

(鷹フル編集部)