6歳年上のルーキー右腕に最初は敬語も…
鷹フルでは今季から新たな企画「選手相関図」をスタートしました。前回の栗原陵矢選手に続いて、今回は前田悠伍投手を紹介いたします。たくさんの先輩から可愛がってもらっている19歳。最近関係が深まっているチームメートとして、名前を挙げたのは“イケメン2人”でした。
相関図を見て、まずは「おもろいっすね、これ」と第一声。同期の岩井俊介投手や廣瀬隆太選手との関係性はこれまでも話をしてもらってきましたが、前田悠投手は自ら「川口(冬弥)さん!」と名前を挙げました。昨年のドラフト会議で、育成6位指名を受けて入団してきた25歳のオールドルーキー。2軍で会話が増えていくたびに、心は開いていきました。
「川口さんは、普段は変な人なんですけど、いざ野球の話とかをするとめっちゃしっかり答えてくれます。野球の会話がめっちゃできるので、今一番話しているかもしれないです。気さくに『これどう?』『こう考えているんだけど』って話もできるので。普段は変やけど、野球のことになると真面目に聞いてくれるいい人です」
6歳年上。最初は敬語でしたが「楽勝っす。許してくれたんで」と、今はタメ口を使っているそうです。また、板東湧梧投手との距離感も近づいており「板東さんも残留練習で一緒になります。いろんな知識を持っていますし、私生活の話でも面白い人です。よく話をするのは、その2人ですかね」と明かしました。
同じ「前田」でサウスポー「負けたくない」
続いて名前を挙げたのは、前田純投手。同じサウスポーで「タイプ的にも似ていると思うので。去年は2軍で、一緒に投げていて、今年は純さんが1軍にいっているので、自分も早くいきたいです。ライバルというか、味方なんですけど、敵というか。負けたくない思いは強いです」と負けん気をのぞかせます。
前田純投手は、沖縄出身で独特な雰囲気の持ち主です。滋賀県出身でせっかちな前田悠投手は「廣瀬(隆太)さんもそうですけど、めっちゃ腹立ちますよ(笑)。マイペースの人に『なんでもっと早く動けへんのやろ』って。言う気もなくします」と、待つ時間の方が長いみたいです。
最後は上茶谷大河投手です。年齢は9歳の差がありますが「なんでも話せます。同期の大学生(岩井投手や大山投手ら)とはまた違うお兄ちゃんって感じ」と信頼を寄せる存在です。「かみちゃさんが帰る時に『車までついてきてや』『見てほしいものあんねん』とか言われて、車までいったら『もう帰るわ』みたいな。そんなノリが、3日連続でありました。僕が普通に駐車場まで送っただけ。でもそういう空気でいける先輩です。イジれるので楽しいです」。
2人の共通点は、今永昇太投手の存在です。上茶谷投手にとってはDeNA時代のチームメートで、前田悠投手は自主トレをともにした大先輩。上茶谷投手による“誇張モノマネ”はまだ1度も見たことがないそうで「早く本家が見たいです」と、心待ちにしていました。
(竹村岳 / Gaku Takemura)