痛恨の盗塁死…なぜ野村勇は勝負をかけた? コーチが絶賛した行動「『やれ』って言っても…」

  • 記者:川村虎大
    2025.05.02
  • 1軍
盗塁死した野村勇【写真:古川剛伊】
盗塁死した野村勇【写真:古川剛伊】

8回に野村勇が三盗狙うも…痛恨の盗塁死

 思わずヘルメットをグラウンドに叩きつけた。ミスをしてはいけない場面だったことは、本人が最も分かっていた。「確信を持って行ったんですけど……」。野村勇内野手は悔しさを滲ませた。

 5月1日にみずほPayPayドームで行われた日ハム戦。1点を追う8回2死一、二塁で、二塁走者の野村は三盗を狙ったが、わずかにスタートが早かった。その動きに気付いた河野が牽制球を送ると、あえなく二、三塁間に挟まれてタッチアウト。好機を逸したホークスは9回もスコアボードにゼロを刻み、今季最長タイとなる5連敗を喫した。

 同点に追いつくチャンスが一気に潰えた、痛恨の走塁ミス。球場からはため息が漏れた。ただ、試合後の野村の表情には悔しさとともに、どこか納得したような様子も見られた。その後、取材に応じた本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチは「見事というか、素晴らしいところ」と野村のプレーを評価した。単に選手を擁護したのではなく、確固たる理由があった。

確信のスタートだったが「長かったですね」

ヘルメットを叩きつけ地面を見つめる野村勇【写真:古川剛伊】
ヘルメットを叩きつけ地面を見つめる野村勇【写真:古川剛伊】

本多コーチ「『よしっ』って言える」

試合前、本多雄一コーチと研究する野村勇(右)【写真:古川剛伊】
試合前、本多雄一コーチと研究する野村勇(右)【写真:古川剛伊】

(川村虎大 / Kodai Kawamura)