まだ3打席の野村勇を「使いたい」 打撃コーチが提案…緊急事態が生んだ”活かし方”

  • 記者:飯田航平
    2025.04.26
  • 1軍
左翼の守備練習をする石塚綜一郎(左)と野村勇【写真:古川剛伊】
左翼の守備練習をする石塚綜一郎(左)と野村勇【写真:古川剛伊】

首脳陣も期待する「オプション」

 首脳陣の明確な意図がそこにはあった。25日に楽天モバイルパークで行われた楽天戦。その試合前練習でレフトの守備位置に就き、マンツーマン指導を受ける選手がいた。見慣れないポジションで打球を追っていたのは野村勇内野手。チームの主力に故障者が相次ぐ緊急事態の中、現状を打破するための一手となるのか。23日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)では周東佑京内野手が右足に死球を受け途中交代し、25日の楽天戦では欠場。チームは勝利したものの苦しい状況であることに変わりはない。

「一応練習しておいてというか。本当に念のためにっていうだけです。怪我人がたくさん出ているので」

 こう語るのは野村だ。明確な意図は伝えられてはいないようだが、自身はあくまで緊急時に備えたものと受け止めている様子。しかし、首脳陣が本職ではない守備位置で練習をさせている背景には、野村の現状を最大限に活かすための狙いが隠されていた。

打撃への手応えと静かな意欲

(飯田航平 / Kohei Iida)