ソフトバンクは23日、浜口遥大投手が「黄色靭帯骨化症」を発症し、手術を行ったことを公表した。また、16日に佐賀市内で左肘関節炎にともなう左肘関節クリーニング術の手術を行なったこともあわせて公表した。競技復帰までは3?4か月の見込み。
黄色靭帯骨化症は脊髄の後ろにある黄色靱帯が骨化し、神経を圧迫し、足の痺れなどが症状として出る。原因がはっきりと特定されておらず、国の難病に指定されている。国の指定難病でNPBでは過去にDeNA・三嶋一輝投手、中日・福敬登投手、元ソフトバンクの大隣憲司氏らが公表している。
23日に尼崎市内の病院で第9/10胸椎黄色靭帯骨化症にともなう内視鏡下胸椎黄色靭帯骨化切除術を受けた。取材に応じた三森哲司メディカルコーディネーターは「診断自体はDeNA時代にされていたので、症状は本人が自覚していたというところじゃないですかね」と説明。黄色靭帯骨化症の手術が競技復帰まで2?3か月。左肘手術が3?4か月だったため、このタイミングになったことを明かした。
浜口は神奈川大から2016年ドラフト1位でDeNAに入団。1年目から10勝を挙げるなど、プロ8年間で44勝をマークした。昨季は11試合に登板して、2勝4敗、防御率3.25。ソフトバンクとの日本シリーズでも登板し、DeNAの日本一に貢献していた。