中村晃のオススメする“まさかの番組” 駐車場トラブルでチャリチャリ帰宅…選手の素顔

栗原陵矢が思わず“羽交い締め”「このぉ〜」
4月も後半に突入しました。チームは苦しい戦いが続いていますが、17日には栗原陵矢内野手が1軍復帰するなど、明るい材料も。ここでは、選手たちの素顔にまつわるエピソードを7つ、紹介します。中村晃外野手からオススメされた「Netflix」の映像作品は? 長谷川勇也R&Dグループスキルコーチ(打撃)が「渋いヒット」と称賛した選手も! 左肘手術から復活を目指す長谷川威展投手が“男の深さ”を語りました。
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10日のオリックス戦(京セラドーム)、チームは1-1の引き分けに終わった。首脳陣が評価したのは、投手陣を引っ張った渡邉陸捕手。延長12回にバッテリーを組んだ津森宥紀投手は「陸は伝わるものがあります。投手の良さを引き出そうとしてくれますね。なんか、うまく説明はできないんですけど」と3歳年下の後輩に感謝する。一方で、海野隆司捕手は同期入団。「海野もめっちゃ考えてくれていますからね。自分も応えられるように頑張らないと」と、捕手陣への気遣いも忘れていなかった。
18日の西武戦(ベルーナドーム)で今井達也投手に8回無安打に抑え込まれたホークス打線。翌19日の試合前、栗原陵矢内野手が今井の元へ行くと「お前、このぉ~」と後ろから“羽交い締め”。その後は笑顔で称えていた。
ビッグプレーを見せるも…正木はあんまり喜べず
グラウンドが総立ちとなるビッグプレーだった。17日の楽天戦(みずほPayPayドーム)、2点リードの2死一、三塁。武藤が放った打球はフラフラと左中間へ。これをダイビングキャッチしたのが、正木智也外野手だった。「『佑京(周東)さんがもしかしたら来るかも』と思ったんですけど、声が出なかったので。僕がいきました」。ボールが大きく弾かれていれば同点にも繋がっていたシーン。ベンチも笑顔で出迎え、ハイタッチの嵐だった。「嬉しかったんですけど、次先頭バッターだったので。あんまり喜べなかったですね」とせわしなかったが、確かな自信に繋がるプレーだった。
17日の楽天戦の試合前。一番乗りでみずほPayPayドームのグラウンドに現れたのは嶺井博希捕手だった。長谷川勇也R&Dグループスキルコーチ(打撃)とともに打撃練習。長谷川コーチが「渋いヒットを打ってるね~」と話しかけると、「たまたまです」。謙虚な嶺井だった。
長谷川威展が語る近況…生活していて「あぶね」
正木智也外野手が2号ソロを放った6日の西武戦(みずほPayPayドーム)。試合後に話を聞こうと、取材エリアで待っていたが、数時間経っても姿を見せることはなかった。後日、何時までドームに残って練習していたのかを尋ねてみた。「朝、家のマンションの駐車場が機械式なんですけど、壊れていて車を出せなかったんですよ。だからタクシーで朝行って、帰りもタクシーで帰ろうとしたんですけど、あの時間めっちゃ混むじゃないですか。だからチャリチャリで帰ったんです(笑)」と、笑顔で説明してくれた。「もしかして待っていたんですか? 通ればよかったですね!」。何気ないところまで優しい正木の言葉は、とても温かかった。
18日、ファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」に行くと、長谷川威展投手と顔を合わせた。「きょうからギプスが取れたんですよ。しっかり曲げるとかまだ全然気をつけないといけないんですけど、普通に生活していると『あぶね』ってなりますよね」。当然だが左肘には、くっきりと手術痕も残っていた。「男はやっぱりトミー・ジョンですよ。トミー・ジョンしてから深みが出るんです」。滑らかな口調に左腕らしさを感じ、少しずつ表情も前を向き始めたように感じた。これからどんな深みが出るのか、見守り続けたい。
中村晃外野手から、Netflixでオススメされた作品がある。男性アイドルグループ「timelesz」によるオーディション番組「timelesz project」だ。「チームの中でも、誰も見ていないんだよね」とちょっぴり寂しさを感じていた背番号7だが、ついに作品を知る後輩を見つけた。打席に入る際の登場曲に、同グループの楽曲「Rock this Party」を用いている育成3年目・西尾歩真内野手だ。「僕はリアルタイムで見ていたので。原(嘉孝)さん推しです」と笑顔で語る。中村も好きだということを伝えると「自分もめっちゃ見てたって、伝えておいてください!」と、言伝を預かった。
(鷹フル編集部)