正木智也は「しばらくかかる」 繋がらぬ打線…小久保監督も苦悩「みんな必死で」

小久保裕紀監督【写真:小林靖】
小久保裕紀監督【写真:小林靖】

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選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

村上コーチ「選手を信用してやるしかない」

 ソフトバンクは19日、ベルーナドームで行われた西武戦に0-1で完封負けを喫し、5連敗となった。先発の大関友久投手が7回1失点と力投したが、打線が相手先発の隅田に4安打と沈黙した。

 試合前には正木智也外野手が左肩の亜脱臼で登録を抹消されるなど、離脱者が続出している苦しい状況。試合後の小久保裕紀監督、村上隆行打撃コーチのコメントは以下の通り。

⚫︎小久保裕紀監督
――隅田投手相手に完封負け。
「まぁそうね。いいピッチャーなので。そんなに点は取れないでしょうけど」

――走者を出せてはいた。
「(隅田は)ランナー背負ってから、スコアリングポジションで三振を取らなきゃいけない場面で取っていたのでね。逆にこっちは三振してはいけない場面で三振しない技術を上げないと」

――緒方選手は1番で安打も。
「三振してはいけない場面でしてしまったのでね。隅田相手に求めるのは酷ですけど、とにかく前に当ててくれと。スタメンあるよとは以前から言っていた」

――正木選手は。
「まだはっきりした方向性は決まってないけど、しばらくはかかるでしょうね」

――なんとか明日勝ちたい。
「この流れでみんな必死でなんとかしようって頑張ってるんですけど。このままずるずる行くわけにはいかないのでね」

⚫︎村上隆行打撃コーチ
――打線がうまく噛み合わない状況。
「今いるメンバーが最高だと考えているので。これで一番繋がるようにとは考えています」

――緒方選手を1番で起用。
「ポジションから決めていきますしね。やっぱりどこ(の守備位置)に誰が入ってっていうところを決めてからの打順になってくると、緒方になってくるだろうし、練習も状態は悪くなかったので。試合に出ていないですけど、そういう打線の流れっていうところではっていう感じで組んでるんですけどね。彼にヒットが出てくれたりとか、廣瀬が出たり、牧原(大)が引っ張ってくれたりしているんですけど、それが繋がらないっていうところが今の状況だと思います。みんなしっかりやってはくれているんですがね。なんとか前向いてみんなでやるしかない」

――打線は水物。
「そういう(悪い)ところばかり目立ってしまうのでね。でも、それぞれの良さっていうか、まだしっかりとやってくれているので。選手たちを信じて、下を向かず上を向いて。こっちが暗い顔をしても仕方ないで、まだ残り130試合くらいあるわけなので。そういうゲームをしっかり1試合1試合戦っていくことが大事だと思うので、選手を信用してなんとかやります」

(川村虎大 / Kodai Kawamura)