打率.192で“白紙”も…首脳陣が4日間に見た変化 正木智也が5番を託されるワケ「外せない」

  • 記者:竹村岳
    2025.04.18
  • 1軍
正木智也【写真:荒川祐史】
正木智也【写真:荒川祐史】

オープン戦後に「物足りない」…村上コーチが明かす“その後”

 一度は、白紙になった。奪われた座を、自分だけのものにしようとしている。ソフトバンクの正木智也外野手は今季16試合に出場して打率.263、2本塁打、8打点。開幕して以降、全ての試合で5番に座っている。

 昨シーズンは80試合に出場して打率.270、7本塁打、29打点。6月21日に1軍昇格し、外野の一角を手にした。大卒4年目となるシーズン。小久保裕紀監督がレギュラーを明言したのは柳田悠岐外野手、近藤健介外野手、山川穂高内野手の3人だったが、世代交代のためにも正木にかかる期待は大きかったはずだ。

 春季キャンプ中から順調な調整を見せ、3月から競争が本格化した。栗原陵矢内野手が離脱した影響も受けながら5番を託されたが、オープン戦では打率.192と苦しみ、指揮官には「ハッキリ言って、物足りないですね。チャンスを掴んだとは思わないです」とまで言わせてしまった。自分の座は一度、完全に白紙になった。

 オープン戦が終わったのが3月23日。5日後の28日、開幕戦で5番に入ったのは、同じく正木だった。考え直すことを明言していた首脳陣の中で、どんなやりとりがあったのか。村上隆行打撃コーチは、小久保監督の思いを代弁する。厳しい言葉をかけながらも、信頼は不変だった。

オープン戦の不調が「功を奏したんじゃないか」

左翼守備で好プレーを見せ周東佑京とハイタッチする正木智也【写真:荒川祐史】
左翼守備で好プレーを見せ周東佑京とハイタッチする正木智也【写真:荒川祐史】

成長を示したのは2号ソロ…“タコ”の後に打つ価値

(竹村岳 / Gaku Takemura)